イギリスでの海外生活体験談!1年間の語学留学中でも克服できなかったイギリス料理の謎

今回の記事は、イギリスのイーストボーンに語学留学をされていたSさんにインタビューしてみました。紳士の英国生活のリアルな体験談とは?ぶっちゃけ話に迫ってみたいと思います。

目次

日本での生活と自分に希望が持てなかった…

山際:海外生活をするキッカケは何だったんですか?

Sさん:高校卒業後に、語学留学のためイギリスへ滞在しました。日本での大学生活に希望を持てなかったことや、学びたいことが特に思いつかず、海外で暮らしてみたいと考え、渡英しました。

イギリス滞在方法と期間

山際:かなり費用がかかると聞いていますが、ぶっちゃけどうなんですか?

Sさん:約1年間イギリスのイーストボーンに滞在していました。1年の内の半年はホームステイ、半年はフラットシェア(アパートシェア)をしました。

ホームステイは、滞在費や食費も込みで月々5万円位支払っていましたね。フラットシェアは月々家賃が光熱費込みで約4万円、それに食費は別途毎月2万円くらいでした。日本と違って家具や家電はいずれも最初から家に備え付けで込みの料金になっているので、自分で購入の必要はありませんでした。なので意外とお金がかからなかったんですよね。

イギリスのイーストボーンでかかる毎月の生活費

山際:生活費は毎月どれくらいあれば足りそうですか?

Sさん:持ち家などでない限り、シェアで住めば家賃と光熱費込みで、家具や家電も他の入居者とシェアすることになるので基本その他の費用はかかりません。かかるのは食費のみで、毎日自炊などをしていれば2〜3万円でも十分に生活していけると思います。

家賃は、日本のように敷金や礼金などがなく、週単位で家賃を支払います。家賃はピンきりですが、ランドロード(大家さん)に交渉可能で月々4〜6万円くらいで十分な物件に住めます。そこに携帯代や交際費や飲み代、観光をすると、一気に金額が上がりますが、毎月10万円くらいで十分生活可能です。

意見を察する文化は通用しない。自己主張をしない人=意見のない人

山際:かなり快適そうに聞こえるんですが、苦労した事ってありますか?

Sさん:そうですね。言語は、基本的なフレーズが話せれば留学生としては十分に生活できます。生活環境は、フラットシェアが主流ですので、1人で生活することが無かったこともあり、常に誰かといたという記憶があります。

お金は当時1ポンド200円でしたので、物価は決して安くありませんでしたが、街中にはATMがあり、日本で作ったカードで自由に引き出し可能でした。

問題は食事です。料理全般、私の口には合いませんでした。鮮度が良い状態で食べるということや、味付けに創意工夫を凝らすという考えは無く、味覚を変えるのは難しいと感じました。

価値観の違いは多すぎて、滞在中は毎日のように感じていました。まず、日本人のように空気を読む、オブラートに包んで物事を伝える、といった文化はありませんので、ダイレクトにストレートにが当たり前。逆に自己主張をしないと意見のない人、というコミュニケーションの違いが最も大きかったと感じます。

Life is simpleというシンプルライフの哲学を学ぶ

山際:意見を察する文化とは真逆ですもんね。逆に、住んでみて良かったなと思うことは何でしょうか?

Sさん:国に一体感があり、愛国心が強いこと、自分たちの国に誇りを持っている国民性があり、謙遜することや奥ゆかしいところがありません。その代わりに分かりやすく、様々なことも単純で生活もシンプルでとても住みやすかったと感じています。気が楽というか。心地いいというか。外国人も多く生活していて、孤立するということがありませんでした。

食事をベースに滞在方法を選択するのがベター

山際:これからイギリスに滞在する人に向けてメッセージをお願いします!

Sさん:ある程度の英語力は必要ですが、それ以上にコミュニケーション能力が必要です。柔軟に文化の違いを受け入れて生活すれば、問題ないと思いますが日本食が好きであれば、ホームステイよりもフラットシェアがオススメです。

こんな事を言ったら怒られそうですが、でも、事実なので言っちゃいますが、ホームステイの食事はかなりマズかったです。マズイ上に、意味が分からない料理がたくさん出て来るので、好奇心旺盛な人にはホームステイがオススメかもしれません(笑)

毎食が理科の実験という感覚ですね。

編集後記

Sさんが男性だったのか、英国紳士的なストーリーが全くありませんでしたね。よくイギリスのご飯は美味しくないと聞きますが、Sさんには相当合わなかったご様子。

こういう話を聞いていると、逆に食べてみたくなるのですが、それが長期間続くとなると、面白いという好奇心も苦しいという苦痛に変わるのかもしれません。

面白い人と付き合いたい!と思っていても、常に笑いのテンションを持ち込まれると苦痛になってくるという良く聞くストーリーと似たように。

また、僕も、セブ島⇒カナダと海外生活を送ってきていますが、日本人特有の意見を察してくれるスキルというのは、神がかっていると常々感じます。

なぜなら、外国人から言わしてみたら、テレパシーのようなものですからね。

そのため、海外に行った際は「察してくれないから冷たい人」ではなく「察するというのは特別なスキル」という考え方を持っておくと、だいぶ人間関係が作りやすいんじゃないかなと個人的には思っています。

むしろ「察する」について教えてあげると、あなたは間違いなくヒーローになれますよ。

Most Japanese people have psychic abilities!!
(ほとんどの日本人は超能力を持っています)

と、一発かましてあげましょう。それだけで、グッと距離が縮まるはずです。何か説明をする時は、冒頭のつかみで、大げさに言うのがポイントです。

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