「朝からお酒を飲む文化は私を狂わせそうでした」海外生活体験記から学ぶイギリスで1年間のボランティア留学で得た将来の視野。

今回は、イギリスでボランティア留学をしていた阿部さんの海外生活体験記です。

目次

イギリス渡英のキッカケ

私は現在休職中ですが、元看護師です。

看護学校の時は、災害看護や海外の医療支援などの講義も受けていたために、もともと看護師として海外に行ってみたいなあという希望を持っていました。ただ英語力がないので、どのような手段で行くかを模索。

そして少しずつ貯金をしながら、看護師を3年続けて退職。その後、イギリスにボランティア留学という形で1年間滞在しました。

イギリスでの生活スタイル

イギリスに行く前は、ほとんど海外に行ったことがなかったために、とても不安が強く、私はボランティアを紹介してくれる会社に登録して、そこからの派遣という形で渡航しました。

渡航してボランティアを開始するにあたっての準備で、ロンドンでのホームステイや1ヶ月の語学学校も同時に申込みました。

また、海外旅行保険や生活費など、すべて合わせて1年間で100万円払い込みました。

初めにお金を払い込んでいたために、現地で支払いをするのは、娯楽や観光のみ。それ以外の衣食住については支払いは必要ありませんでした。

実際に、語学学校の間はホームステイですべて食事はついていました。また、ボランティアをする先に移動してからも、身体障害者施設の一角に部屋をもらいましたし、食事もついていたので、お金はかかりませんでした。

ただ、一カ月のお小遣いとして4万円が支給されていたので、そのお金を利用して、街に遊びに行ったり、好きなものを購入したりしていましたね。

私が住んでいたところはラフボローというロンドンから電車で2時間くらい離れたところで田舎でしたし、4万円のお小遣いで十分足りていました。

イギリスのこんな所が大変だった!

大変だったことは、ボランティアの仕事が、2交代制で早い時と夜遅い時があるということです。時間が不規則になるのでそれが大変なくらいでした。

驚いたことは、イギリスは私の想像よりもはるかに良いことばかりで楽しかったです。

まずは食事がまずいと聞いていたけれど、日本のコンビニの数くらいあるパブという朝から飲めるところでパブランチを楽しんだりすることもできます。

私はイギリスのご飯がまずいという印象がなく、逆に食べ過ぎて太ってしまいましたね(笑)

イギリス生活で良かったこと!

イギリスは緯度が高い場所なので、夏は22時くらいまで明るく楽しめるけれど、冬は15時位から暗くなって全然楽しめないという話も聞いていました。

でも、イギリス人は、これに対応する過ごし方を知っているので、それなりに楽しめるし、問題はありません。特にサッカーを見ながら盛り上がる時は仕事の一環で、ティーサービスをしながらサッカー観戦をしていたので、楽しかったです。

イギリスに行ったときには、生活に不安はありましたが、私はボランティアの保険サービスを利用したので、まったく生活に問題はありませんでした。むしろ現地人と密着した生活環境で、英語の上達が出来たほどだったのでよかったことばかりです。

これから海外へ行こうと思っている人へ

もしも自分一人で海外に行って生活をするということに不安があるのなら、お金はかかりますが、サポートを頼むことだってできます。それをきっかけに今度はどんどん違うところにも羽ばたいていけるので、とても有効的な手段だったと思います。

編集後記

世界は自分が思っているよりも、もっと広く、もっと面白いものかもしれないというのは、海外に行くと得られるものの一つかもしれません。

海外に行って何なんだ?と、合理的な考え方を持ち込みたくなる気持ちもあるかもしれませんが、海外に行って直接得るものは2割だと思います。

そうではなく、海外に行ったことで、自分の視野が広がり、価値観や考え方を見直すキッカケとなり、自分としっかりと向き合うことを始めるから、自分の器が変容して今後の人生で得るものが大きく変わる。

だから、海外に行ったことで間接的に得るものが8割だと僕は考えています。

ピンと来たらどんどん海の向こう側へ行っちゃえばいいと思います。何かあってもなくても。

バーチャルな世の中になってきたからこそ、リアルな体験です。