バンコクからバタワースまで夜行列車での行き方!予約方法・料金・車内をレビュー

深夜特急の黄金ルートであるバンコクからシンガポールまでのマレー半島を電車&バスを利用して全て陸路で駆け抜けようと思う人のために、マレー半島縦断についての記事をまとめています。

その中で、まずは出発地点であるバンコクから中継地点であるマレーシア・ペナン島の玄関口バタワースまでの行き方をご紹介していきます。

この記事を読んでいただくことで、バンコクからバタワースまでの行き方・電車のチケット購入方法・車内の様子まで全て分かりやすくまとめましたので、ぜひ一緒に見ていきましょう。

実際に電車に乗っている様子を動画にもまとめていますので、ぜひご覧くださいね!

目次

バンコクからバタワースまでの行き方

バンコクからペナン島行きのフェリーが出ているバタワース駅までの行き方は、ざっくり箇条書すると4つに分かれます。

  1. フアランポーン駅(バンコク駅)からパタンブサール駅まで行く(タイ国鉄)
  2. パダンブサール駅にあるイミグレでタイ出国手続き
  3. パダンブサール駅にあるイミグレでマレーシア入国手続き
  4. パダンブサール駅からバタワース駅まで行く(KTM)

フアランポーン駅からパタサンブザール駅までは夜行列車のみです。そして、タイ⇔マレーシア間を電車で国境越えする場合は、駅構内にあるイミグレで出入国手続きをします。その後、電車を乗り換えて、バタワース駅まで行きます。

世界中でも珍しく特殊な国境越えを経験できますよ。

フアランポーン駅をバンコク駅と言ったりしますが、Googleマップではフアランポーン駅と表示されます。

それでは、チケットの購入方法から見ていきましょう。

チケットの予約・購入方法

フアランポーン駅からパダンブサール駅までのチケット料金

フアランポーン駅からパダンブザール駅までの電車のチケットはネットでは予約出来ません。そのためフアランポーン駅のチケット売り場まで出向く必要があります。1日1本の夜行列車しかないため、当日だと満席で購入できないこともあり得ます。

なので、時間に余裕が無かったり、先の予定が決まっている人は、なるべく早めに購入するのがおすすめです。

もし飛行機でバンコクに入る予定なら、ドンムアン空港からならフアランポーン駅まで電車1本で行けるので、バンコク到着後すぐにチケットを購入するのは楽で効率的なのでいいかもしれません。僕はそうしました。

スワンナプーム空港からならフアランポーン駅まで電車乗り換え1回で行けます。

チケットの種類は、寝台、普通席などがありますが寝台がおすすめです。むしろ18時間くらい乗車するので、寝台じゃないとめっちゃキツいと思います。

僕は2等寝台座席を購入しました。2等寝台座席は2段ベッドになっていて上段と下段で料金が違います。下段は車窓があり座席も広いため、上段よりも高いです。

  • Upper(上段):870バーツ(≒2,900円)
  • Lower(下段):960バーツ(≒3,200円)

支払いは、現金だけではなくクレジットカード払いも対応していました。近くにATMもありましたよ。フアランポーン駅の場所は以下です。

フアランポーン駅構内の施設

フアランポーン駅構内には有料でシャワーを浴びれる場所がありました。10バーツ(≒33円)。他にはレストランやカフェがあるため、乗車までの時間を潰したり、食事を取ることも可能です。

乗車の流れと車内の様子

行き先とホームの番号が電光掲示板に表示されるので、表示される情報をもとにパダンブザール駅行きの電車に乗り込みます。

車両がたくさんあり、どこに乗っていいか分かりづらかったですが、車両に番号が書かれているので、持っているチケットと照らし合わせて乗り込みます。

車内に乗り込むと各座席に座席番号が書かれているので、チケットに書かれている座席番号を見つけましょう。

出発前は4名が座れるようになっていますが、寝台の指定席が上下2席となっているので、2名での利用です。かなりゆったり座れるので、とても快適でしたよ。座席にはドリンクホルダーや机もあります。

この時、上段の座席は収納されている状態です。夕方になると係員がベッドメイキングしてくれます。

座席のボックスごとにコンセントがあり利用できました。日本のコンセントも対応しているのでそのまま差し込めます。ただ、位置的に座っている手元まで遠いので、タコ足があると便利です。

車内販売でご飯の販売があります。僕はガパオライスを購入。値段は45バーツ(≒150円)とお手頃。期待していなかったんですが大きく裏切られるほど美味しかったです。美味しすぎて2個食べました。笑

夕方になると、係員がベッドメイキングしてくれてボックス座席はベッドに変身。下段は広く快適でした。

僕は寝心地よく熟睡できましたが、カーテンから光が差し込んできたり、歩く音が気になってしまう人はちょこちょこ起きてしまうかもしれません。ただ、ベッド自体はキレイで清潔なので、くつろぐことは出来ますよ。

折りたたんで収納してあった上段もベッドに。少し狭く車窓もないので少し寂しい感じです。値段に差があることに納得。せっかくなので少し高くても下段がおすすめです。

翌朝も車内販売が来るので朝食は車内で購入できます。他にも、車内に両替おじさんが回ってくるのでタイ・バーツからマレーシア・リンギットに両替可能です。終点の駅構内にはATMがないので両替しておくとスムーズです。

国境からバタワーズまでのチケットはマレーシア・リンギットだけではなくタイ・バーツでも購入できましたが、車内の両替おじさんのレートがかなり良かったですよ。(ペナン島に降りるならペナン島の街中の方がレートが良いです)

時差に要注意。マレーシアはタイより1時間進んでいます。

パダンブサール駅で国境越え手続き

タイの出国手続き

終点がイミグレになっているので、全て荷物を持って電車を降り、タイの出国手続きです。電車に乗車している人しか並びません。かなりスムーズで10分くらいで終わりました。

マレーシアの入国手続き

特にビザ等は必要ないので、パスポートを出せばOKです。滞在日数は聞かれることなく、こちらもかなりスムーズで10分くらいで終わりました。

パダンブサール駅からバタワース駅へ

マレーシアの入国手続きを終えたら2階に上がり、バタワース駅行きの電車チケットを購入します。料金は11.4リンギット(≒310円)でした。

パダンブサール駅からバタワース駅までの電車です。さっきまでの電車とは違って一気に近代的な電車になります。

車内はかなりキレイです。

バタワースから寄り道することなく一気にクアラルンプールまで駆け抜けるなら、バタワースからクアラルンプール行きの電車orバスに乗ります。この区間の電車は事前予約をしておかないと乗れないことがあるので要予約。予約はネットで出来ます。予約はこちらから。

ペナン島に寄り道して観光しながらマレー半島を縦断するなら、バタワース駅からフェリーでペナン島を目指しましょう。フェリーは予約不要です。

バタワース駅からペナン島への行き方はこちらの記事で詳しくまとめています。

バンコクからバタワースまでの移動まとめ

電車から見れる景色は最高そのもの。飛行機で飛んだ方が楽で時間もかからないんですが、深夜特急のロマンを追い求めるだけのたまらない体験が出来ました。すごく良かったです。

動画にもまとめていますので、ぜひご覧くださいね!

  • 手配方法:3日前にフアランポーン駅の窓口で購入
  • 料金:960バーツ(≒3,200円)
  • 所要時間:18時間