1記事で完ペキ!カンボジア@シェムリアップの治安・詐欺・アクセス方法まとめ

カンボジアと聞いて『シェムリアップ(Siem Reap)』という都市名を知らない人は意外といるかもしれませんが、「アンコールワットのある街」と言われたら、大抵の人はあの壮大な世界遺産の遺跡を思い浮かべることができるはず。

2011、2012、2013年と3年連続で日本人に人気の観光地ランキングで堂々の1位になっている「アンコールワット」のあるシェムリアップは、海外旅行で大人気の都市です。

カンボジアの北西部に位置するシェムリアップは、シェムリアップ州の州都であり、首都のプノンペンから300kmほど離れたところにあります。

実は、シェムリアップは首都ではなく、カンボジア第二の都市なんです。

人口は約100万人しかいないものの、アンコール遺跡群を代表する寺院・アンコールワットには、年間300万人を超える観光客が世界中から訪れると言われて、2020年には400万人を超えるとも。

そんな人気沸騰中のシェムリアップへ行く際に抑えておきたい情報について、治安や日本からのアクセス方法などを網羅してご紹介していきます。

目次

カンボジア・シェムリアップの治安・よくある詐欺手口

戦争や地雷のイメージがあるけど、実際はどうなの?

ひと昔前の内戦やポル・ポト派の大量虐殺、そしてそれらの影響で地中に埋められた地雷などの記憶が強烈に残っているせいか、カンボジアを治安の悪いところだと思っている人は、いまだに少なくないです。

しかし、現在のカンボジアは、タイとの国境付近など一部の地域を除いて、だいぶ安全です。

特にシェムリアップのような観光で成り立っている都市は、ある意味、治安が良いというイメージを死守することが最優先事項としていることもあり、人の温かさを感じるほどです。

親日の人が多いシェムリアップの人たち

それに加え、日本人に対してとても親日で、街を歩いていると「AJINOMOTO!」「OKAMOTO!」と声をかけてくる人もチラホラ。

「OKAMOTO!」と声をかけてくるカンボジア人は、コンドームに対する羞恥心があるせいかどこか恥ずかしげな所がピュアさを感じる瞬間でもあります。思わず「中2の男子か!」と、ツッコミたくなるはず。

そんなシェムリアップは、首都プノンペンなどと比べると安心できるものの、観光客などの外国人を狙ったスリや置き引き、引ったくりなどは少なくありません。

人混みにいるときは、もちろん警戒すべきですが、バイクタクシーやトゥクトゥク乗車時に盗難被害に遭った例も聞いた事があるので、自分の身は自分で守るつもりで、十分に注意して行動することが必要です。

夜中に人通りの少ない通りを歩くのは、自殺行為です。

特に「お茶詐欺」「賭博詐欺」に十分に注意しよう

東南アジアでは珍しくない「お茶詐欺」「賭博詐欺」に遭遇した知人がいましたので、特に注意をしてください。

  • お茶詐欺
    お茶詐欺とは、「ごちそうするからお茶を一緒に飲もう、お酒を一緒に飲もう」と誘い出し、知らぬ間に飲食物の中に睡眠剤が仕込まれ、気づいたら知らない場所で何もかも失っていたという詐欺です。
  • 賭博詐欺
    賭博詐欺とは、サイコロやトランプを使った賭け事に誘い出し、集団でイカサマを仕掛けられ、大負けするまで帰されないという詐欺です。

現地の人と仲良くなりたいから、現地の文化を深く味わいたいからと一緒にお茶したりご飯を食べたり遊んだりすることは、とても貴重な体験が出来ます。

しかし、こうした手口を使った詐欺もあるので、十分に警戒してください。

立ち入り禁止エリアに注意

カンボジアには内戦時代の地雷が未だに除去されないまま、数多く残っています。

ボランティア活動など特殊な例を除けば、地雷が残っている可能性のあるエリアへ足を運ぶ機会はほぼないと思いますが、地雷が埋まっているところには、立入禁止を意味する「ドクロマーク」の看板があるので、絶対に立ち入らないようにしましょう。

看板がない場所でも、人気のない空き地や森林などに不用意に立ち入ることは避けるのがベストです。把握していない場所に埋まっていることがありますので。

シェムリアップで対策すべき3つの事

僕は、シェムリアップの警察に駆け込んだ事があるのですが、盗難やスリに遭ってもウソみたいに対応してくれないので、自分の身は自分で守るつもりでいましょう。ホントに泣きます。。

1:歩きスマホをしない

日本では当たり前のようにしている歩きスマホ。しかし、平均月給1万円のシェムリアップです。

スマホの価値がどれほど高いものか想像するとお分かり頂けると思います。

iPhoneで歩きスマホをしようものなら、100万円の札束を見せびらかして歩いているようなものなんです。狙われるので、絶対NGです。

2:財布を手に持って歩かない

これも日本では、財布を手に持って歩く光景が当たり前になっていますが、絶対にダメです。

海外に慣れていないのを丸出しなので、財布の盗難に遭いやすいだけでなく、色んな詐欺に引っかかるリスクが高くなります。出来るだけ長財布は避けた方がいいです。

ペラッペラでいかにもお金を持ってなさそうな安い財布を持ち歩くのをオススメします。

3:オールドマーケットでは特に警戒心を強く持つ

特に盗難やスリの被害が多発している場所が「オールドマーケット」です。

小さなお店が点在していて、観光客用のおみやげ屋さんや飲食店が多いため、観光客を狙ったスリが多発しています。

特に人混みの多い時間帯と場所は、スリに遭っても気づかなかったりします。スマホ、財布、カメラ、バッグには特に注意してください。

治安や気をつけるべきことを書いてきましたが、シェムリアップの気候や文化、インフラや通貨、アクセス方法などもまとめてご紹介したいと思います。

日本からシェムリアップへのアクセス

空路で入国する場合

日本からカンボジアへは、プノンペンには直行便がありますが、シェムリアップには直行便がありません。そのため、バンコクやホーチミン、香港、ソウルなどを経由するルートが一般的です。

ちなみに、バンコクからシェムリアップまでのフライト時間は約1時間、ホーチミンからは約1時間-1時間20分、ソウルからは約5時間半です。

空路でシェムリアップに入る場合は、シェムリアップ国際空港に到着します。アンコール国際空港という通称もあるこ
の空港は、伝統的なカンボジア様式の屋根が特徴的です。

カンボジア入国には、ビザが必要ですが、シェムリアップ国際空港到着時にドル払いで取得できるため、ビザの事前準備がなくても入国可能です。

空港から市内へはトゥクトゥクで15分くらいで行くことができる。料金はUS$5が相場です。

陸路で入国する場合

シェムリアップへは、周辺国から陸路で入国することも可能です。タイから入国する場合は、タイ側のアランヤプラテートから、カンボジアのポペイトへ入るルートが一般的です。

最もスムーズなのが、直通国際バスで、これだとバンコクから約7時間でシェムリアップに到着することが可能。しかも料金は2300円ほどなので、飛行機に比べてかなりお手頃です。

他にも、ベトナムやラオスなどから入国するルートもあるので、アジア周遊をしている方は、臨機応変にルートを組むことが出来るでしょう。

シェムリアップの通貨と両替とチップ

通貨単位はリエルですが、基本的に米ドルでのやり取りがメインです。宿泊施設やレストラン、遺跡入場料など観光客の利用する場所では、支払いが米ドル指定になっています。

それ以外にも町中の小さなお店やトゥクトゥクなどでも、米ドルを利用できるし、あるいは米ドルとリエルを混ぜて支払ったり、米ドルで支払ってリエルでお釣りをもらうなんてこともしばしば。

シェムリアップでは、幸運をもたらすと言われる希少な2ドル札が数多く出回っているので、運が良ければ手に入ることも。

両替は空港や市内の銀行、ホテル、両替所など多数あるので、見つからなくて困るようなことはありません。米ドル以外にも日本円やタイバーツ、ベトナムドンなどの両替も可能です。

クレジットカードが利用できるのは、ホテルやレストランのみです。ですが、ATMがそこら中にあるので、海外キャッシングや国際キャッシュカードがあればいつでも現金を引き出せます。ただしATMから引き出すことができるのは、米ドルです。

関連記事:簡単で両替レートが一番お得!キューバのATMで楽天カードを使って海外キャッシングを利用してみた

チップの習慣はないので、高級レストラン以外は基本的に不要。高級レストランでもサービス料が込みになっている場合は、支払う必要はありません。

ただし、欧米人は当たり前のようにチップを支払っているので、良いサービスを受けたら1000リエル程度のチップを渡すとスマートです。

シェムリアップの時差と気候

日本との時差は近隣のタイ、ベトナム、ラオスと同様にマイナス2時間です。日本が12:00の時、カンボジアは10:00になるので、日本より2時間遅れです。

気候は、年間を通して高温多湿です。日本のように四季はなく、5-10月の雨季と11-4月の乾季に分かれています。

雨季といっても日本の梅雨とは異なり、激しいスコールが1、2時間ほど降って、それ以外の時間は曇りまたは晴れています。3月から5月は最も暑い時期で、遺跡巡りの観光で行くにはおすすめできません。

僕が訪れた10-11月の時期でさえ、日本の夏の暑さとは比にならないくらい暑く、外に2時間いるだけで1日分の体力を奪われるほどです。気温は40℃近くまで上がります。

雨の少ない11月から1月くらいがベストシーズンです。初日の出をアンコールワットで眺めるというのが、贅沢なシェムリアップ観光だと僕は思います。

シェムリアップの言語・宗教・食文化

シェムリアップは何語が通じるの?

公用語はクメール語ですが英語が通じます。さすがは世界遺産を有する一大観光地です。

ホテルやレストラン、観光施設以外にも、トゥクトゥクドライバーや小さなお店の人も英語が通じます。観光地などでは日本語を喋るガイドもチラホラいます。

宗教は何を信仰しているの?

カンボジアの国旗にも描かれている有名なアンコールワットは、もともとはヒンドゥー教の寺院として建てられ、のちに仏教寺院へと改修されています。周辺のアンコール遺跡群も、ヒンドゥー教と仏教が混在しています。

ゆえに、仏教がメインでヒンドゥー教もありますが、もともと宗教が禁じられていた国ということもあり、無宗教者も数多くいます。

食文化は日本人に合う?

カンボジアはタイとベトナムに挟まれているため、タイ料理ほど味が濃くなく辛くなく、ベトナム料理ほどあっさりしていない、タイとベトナムの中間のような味付けが特徴です。

困ったときはチャーハンを頼めばハズレを引くことはほとんどありません!

そして、全くカンボジアっぽくありませんが、オールドマーケットにある「Red piano」というお店のカルボナーラは絶品です!

シェムリアップでのオススメの宿泊先

僕自身、合計1ヶ月半ほどシェムリアップに滞在していましたが、ザ シティ プレミアム ゲストハウス (The City Premium Guesthouse)がオススメです。

日本人経営のゲストハウスなんですが、オーナーさんの人柄がとても素敵で、シェムリアップに訪れた際は、毎回入り浸ってしまっています。

ちなみにシェムリアップのどの施設よりWiFiが速いというのも特徴的。

さらに、生ビールが50円で飲めるというのが、僕が入り浸ってしまう最大の理由です(笑)

とても親切なオーナーさんなので、おすすめの観光スポットはもちろん穴場スポットもたくさん教えてくれるので、シェムリアップの表から裏まで楽しみ尽くしたい方は、ぜひ訪れてみてください。

リンク:ザ シティ プレミアム ゲストハウス (The City Premium Guesthouse)

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