ブログを始めて収益化を考えると、闇雲に商品・サービスを売るために必死になってバナーを貼ったり売り込むの文章を書いている人がたまにいますが、それでは成果は全く出ません。
じゃあ、どうすればいいか?
アクセスを集める記事と収益をもたらす記事を分けて考える必要があります。
具体的にどのような考え方でどのような作戦を立てて記事を書いていけばいいかについて解説します。
目次
アクセスを集める記事と収益をもたらす記事の違い

アクセスを集めやすい記事と収益をもたらす記事は役割が全く異なります。
例えば「パンの作り方」というタイトルの記事なのにも関わらず、いきなり「楽天セールやってるから楽天市場を見てみよう!⇒バナー」となっていたら「いや、パンの作り方は?」となりますよね。
そうか、もうちょっと関連する商品・サービスだったらいいのかと言って、パンの作り方の記事なのにフライパンや調味料、キッチン用品を売るための内容ばかりだったら「いや、パンの作り方教えろや。そもそもパン作るのにフライパン使わねーだろ。」となりますよね。
まさか奇跡的に「え?パンってフライパンで作れるの?じゃあフライパン買うー!」とはならないですよね。いや、そう思わせる魔法のライティング能力があるんだったら話は別ですけども。
1つの記事に情報がごちゃ混ぜになっていると読者さんが混乱しちゃうので、アクセスを集める記事と収益をもたらす記事は分けておいた方がいいという事です。
パンの作り方を教える記事ならパンの作り方を書く。そしてどうしてもフライパンを紹介したいなら別記事で書いて、なおかつパンの作り方の記事から自然な流れでフライパンのレビュー記事に誘導するという考え方が大事です。
収益をもたらす記事はどういう記事なの?
収益をもたらす記事は、記事内で紹介されている商品・サービスが「欲しくなる」「体験したくなる」記事です。人によって「キラーページ」「CV(コンバージョン)を狙う記事」「成約を獲得する記事」などと言ったりします。
要するに「稼げる記事」です。売りたい商品・サービスを売るための記事の事ですね。上記例だとフライパンを売るための記事です。
稼げる記事はすでに記事タイトルの決め方から勝負は決まっていて
- おすすめ
- 口コミ
- 評判
- キャンペーン
- ランキング
- 比較
- メリット・デメリット
- まとめ
などを記事タイトルに盛り込んで、それに合うように記事を作り込んでいきます。「フライパン名+おすすめ」などとキーワードを組み合わせて記事タイトルを決めます。
「おすすめ記事」ならおすすめする商品・サービスの理由などを解説していき、「口コミ記事」なら自分の実体験に基づいた口コミや他のユーザーの口コミを盛り込んでレビューしていき、「メリット・デメリット記事」なら良い部分と悪い部分を解説していく記事を作ります。
当ブログですでに書いている比較記事の実例を挙げると「スペインでおすすめのレンタルWiFiランキングTOP7!徹底比較してみた」がそれに該当しています。
僕が実際にスペイン旅行に持っていくレンタルWiFiを選ぶ時に何社も徹底的に調べ尽くして、コスパが良い順番にランキング形式にしたものです。アフィリエイト広告を貼って収益化しています。
フライパンなら「軽くてこげにくいフライパンを徹底比較してみた」とかですね。
その他、おすすめ記事の実例として「世界一周ブロガーの僕が厳選!旅前に読むべきおすすめ本12選」がそれに該当しています。
世界一周旅行に出かける際に参考になった本をまとめて「これ読んどけば間違いないよ!」と紹介している記事です。Amazonアフィリエイトプログラム・楽天アフィリエイトの広告を貼って収益化しています。
フライパンなら「インスタ映えにおすすめ!オシャレなフライパンまとめ」とかですね。
アクセスを集める記事から収益をもたらす記事に誘導しよう
特にライバルが強い商品・サービスを紹介する時は、収益をもたらす記事で上位表示させる発想は捨てるというのが作戦の一つにあります。
当ブログの場合は海外旅行に関する記事をたくさん書いているので、クレジットカードやマイルの記事を書いていくと収益化しやすいです。しかし、それらのキーワードで上位表示を狙おうとするとかなり厳しいです。
強烈なライバルがたくさんいるレッドオーシャン。ライバルの記事を見てみるともはや付け入る隙間がない。勝てる見込みがゼロではないですが、かなり難しいんですね。本当にムズい。ハゲそうになるほどムズいんです。
じゃあ、書くだけムダなのか?と言われたらそんな事はありません。実際に当ブログ内でも書いています。なぜ勝てないムダな勝負に挑むのか?それは勝てる勝算があるからです。
要するに、狙ったキーワードで検索上位表示させなくてもいいという戦い方です。そこで勝負はしないんです。上位表示させるつもりは毛頭なくて上がればラッキーくらいの感覚で記事を作り込んでいます。
どこに勝算があるのか?具体的な作戦は
- 観光情報の記事を上位表示させる
- 観光情報の記事内に海外旅行に役に立つクレジットカード記事のリンクを貼って誘導する
- クレジットカードの記事が読まれる
- 申し込み(収益化)
という流れです。
クレジットカードの記事でアクセスを集めるのは難しいですが、上記作戦にすることでアクセスを集めるのは圧倒的に簡単になります。猛者達が入ってこないので戦わなくてもよくなるんですね。弱者戦略ってやつです。
勝負の仕方が全然違うのって伝わっていますか?
また、広告ばかり貼っているとお金の匂いがするブログになってしまいます。すると信用性に欠けるブログになってしまうデメリットも出てきます。
しかしお役立ち記事がたくさんあることで信用残高を貯金することが出来ますよね。
狙ったキーワードで上位表示させるよりも収益は少なくなりますが、難易度は圧倒的に低くなり信用も貯めやすくなるので、アクセスを集める記事と収益をもたらす記事は分けて考えると成果が出やすくなります。
世界一周ブログは世界一周し終わってからが本番という考え方はここから来ています。
収益をもたらす記事ばかりだとアクセスが集まらず失敗する理由

記事タイトルのキーワードに
- おすすめ
- 口コミ
- 評判
- キャンペーン
- ランキング
- 比較
- メリット・デメリット
- まとめ
を盛り込んだ記事は、全国の猛者が集まる全国アフィリエイター大会に挑むようなものです。初心者がいきなり挑んで勝てるわけがないんですよね。(※例外あり)
なので狙ったキーワードで全然上位表示されないのは当然です。だからせっかく頑張って書いた記事にアクセスが集まらない⇒稼げないというオチになってしまいます。
だからこそ収益をもたらす記事ばかりではなくアクセスを集めることを意識した記事を書くのは弱者戦略としてかなり有効的です。
もっと細かく言うと「集客記事(アクセスを集める記事)⇒教育記事(必要な知識を知ってもらう記事)⇒成約記事(収益をもたらす記事)」の3ステップになっていると最高です。
収益をもたらす記事はガンガン使い回せる
収益をもたらす記事は上位表示が難しいですが積極的に書いていきましょう。読者にとってより便利になったり、役に立つものを紹介しないのは逆に不親切です。
そして、関連する記事に貼ることで収益化を狙えるので、1回書いたら何度でも有効活用できます。
例えば、ブログでもっと成果を上げたいと思っている人には「ブログのおすすめ攻略本!読むだけでレベルアップする良書を厳選してみた」読んでおけば間違いないよ!と紹介できるように。
まとめ
1つの記事の中でアクセスを集める役割と収益をもたらす役割をごちゃ混ぜにして果たすのではなく、それぞれ分けて記事を書いていくことで、強いライバルがいない場所でポジションを取って成果を出しやすくなります。
ぜひ実践してみてくださいね!