マドリードの伝説!ギネス認定の世界最古のレストラン「Restaurante Botin」に行ってみた

世界最古のレストランとしてギネス認定されたマドリードの中心地にある「Restaurante Botin」に行ってみましたので、ご紹介したいと思います。マドリードに訪れた際は何が何でも行って欲しいレストランです。もう本当に最高だったので、魅力をお伝えしたいと思います。

「Restaurante Botin」とは

1725年にレストランが誕生し、約300年前から営業し続ける世界最古のレストラン。世界最古については色んな説があるようですが、ギネス認定されています。

お店のオープン時にすでにあった大きな炭火オーブンは、約300年経過している現在でも健在で、このオーブンで焼かれる名物のコチニージョ(子豚の丸焼き)は絶品。

世界中からこのコチニージョ(子豚の丸焼き)を求めて訪れてくる観光客も少なくないとの事。お店の看板メニューです。

また、世界中を旅しながら執筆活動をしていた作家・ヘミングウェイもこのレストランの常連で、代表作「日はまた昇る」の著書の中にレストランに関する事が書かれています。

Restaurante Botinの様子

お店に入ってすぐのカウンターでは、生ハムが目の前でスライスされています。とても美味しそうです。

小さな階段を下りると、洞窟のようなレンガ造りの内観となっていて、世界最古にふさわしい風格が漂っています。雰囲気が抜群で、非日常感を楽しむことが出来ます。

左手に進むと少しプライベート感のあるテーブル席があります。まるで要塞の地下で秘密の会合をしている気分でした。

テーブルセットとメニュー

テーブルセットはナイフとフォークが1セット。ワイン用グラスとミネラルウォーター用グラスが1セットずつ。お皿が1皿。シンプルです。

メニューの表紙。表面にはお店の情報が書かれており、裏面はForbesなどに取り上げられた実績が明記されていました。

メニュー表です。アラカルト形式で単品で注文しても良し。セットメニュー(45.4ユーロ)で注文しても良し。注文はコースのみなどの縛りがなく自由に出来ますし、雰囲気的にもそこまでかしこまらなくていい雰囲気でした。

絶対に注文しておきたいのが看板メニューの子豚の丸焼きです。メニュー表には「ROAST SUCKLING PIG」と記載されています。24.8ユーロするので、決して安くはありませんが食べて見る価値はあります。

そして、個人的に大当たりだったのが「サングリア」です。自家製で作っているものなのですが、もうこんな美味しいサングリアには出会えないだろうなと思ったほど美味しかったです。お酒が全く飲めない相方もグイグイ飲めるほど。お酒が飲める方は絶対に注文してほしいですし、お酒を飲めない方もチャレンジしてみて欲しいです。

ちなみに僕らは2人で行きましたが、量が多すぎて食べれないことを考えると単品で注文した方が良くないか?と判断し、セットメニューを注文しませんでした。

食事と飲み物

注文をすると、真っ先にドリンクを運んできてくれます。自家製のサングリア。ボトルにもお店のネームが入っているので、オーダーメイドで作っているものですね。

このサングリアが絶品中の絶品で、今まで味わったことのない深みのあるサングリアでした。日本の飲食店で出てくるサングリアはフルーティーで軽いものが多いですが、シナモンなどのハーブが効いていて濃厚な味わいです。

こう聞くと、お酒が苦手な人は「うわ〜、いかにもお酒って感じがして無理かも」と思うかもしれませんが、口当たりがもの凄く良くてクイクイいけてしまうんです。相方は350mlのビールを半分も飲めないくらいお酒がダメな人なんですが、このサングリアはボトルの半分くらい飲んでいました。

美味しいお酒や良いお酒は飲めてしまうと言いますが、その言葉がまさにぴったり。これを飲むためだけにもう1回訪れたいくらいです。本当に美味しかったです。

お値段がハーフボトルサイズで7.7ユーロ(≒1,000円)。

サングリアを飲んで感動していると、パンとガスパチョが運ばれてきました。パンはワイングラスよりも大きめ。かなりのサイズがあるので、これだけでも結構お腹が膨れます。

お値段が1.75ユーロ(≒230円)。

この写真でガスパチョを見ると小さく見えるかもしれませんが、かなりのボリュームがあります。これを1人で食べるのは結構しんどい量です。1人1個注文ではなくみんなでシェアするとちょうどいい量です。

ガスパチョに入っているクルトンや野菜はテーブルに運ばれてきてから入れてくれるので、苦手な野菜があれば断ることも可能です。味は間違いありありません。美味しいです。しかし、1人で完食しようと思うと途中で飽きると思います。

お値段が9ユーロ(≒1,200円)。

続いて、看板メニューの子豚の丸焼き「ROAST SUCKLING PIG」です。味は鶏肉のような感じがしました。というのも内側の肉は柔らかくミルキーでジューシーで臭みが全く無く。外側の皮はパリパリ。じゃがいもが添えられていましたが、じゃがいもも美味しい。抜け目がないです。

周りのお客さんの注文している様子を見ていたら、1人前がかなりの量だったので、これで2人で1人前をシェアした量です。僕らには十分。

お値段が24.8ユーロ(≒3,200円)。

せっかくなので、デザートを食べてみたかったんですがお腹いっぱいだったので、最後にコーヒーを注文しておしまい。お値段が2.7ユーロ(≒350円)。

お会計が2人で50.4ユーロ(≒6,500円)。1人当たり約3,250円で楽しむことが出来ました。

この注文の仕方が1人前のセットメニューと同じメニューでして、セットメニューの場合だと1人45.4ユーロ(≒5,900円)です。2人それぞれセットメニューを注文していたらおそらく全て食べきれない上に値段も倍近くになっていたので、結果として良かったなと思いました。

これを踏まえると、複数人いる場合は、色んな料理を注文してみんなでシェアして楽しむのがおすすめです。

僕らが行ったのはランチで、開店10分前くらいから並んでいたので予約しなくても入れましたが、入店後30分もすると席が満席だったので、開店前に並んでおくか予約しておくと確実です。ディナーはどうなのか分からないので、予約しておいた方がいいと思います。

予約は電話だけではなくネット予約も出来るので、こちらから予約してみてください。

Restaurante Botinの詳細

Google map:こちら

住所:Calle Cuchilleors 17, Madrid
電話番号:+34-913664217
HP:http://www.botin.es/
営業時間:13:00〜16:00  20:00〜24:00
定休日:なし(クリスマスイブ、元旦の夜営業は休み)
最寄駅:ソル(Sol)駅

youtubeにてお店のリポートをしているので、ぜひチェックしてみてください。