キト近郊の観光スポット!赤道記念碑・博物館・本物の赤道が通る場所への行き方

エクアドルの首都キトの近郊にある観光スポット「3つの赤道スポット」に行ってきた経験をもとに、おすすめのモデルコースと行き方をご紹介していきます。

回り方的には

  1. 赤道記念碑
  2. 赤道博物館
  3. 本物の赤道が通るカフェ

というのが最も効率的なモデルコースとなっています。

所要時間は移動も含めて5〜6時間はかかります。

目次

赤道記念碑への行き方

1:オフェリアバスターミナルへ行く

僕らは新市街に宿泊していたので、新市街からオフェリアバスターミナルまで向かいました。

新市街にある人気の中華料理店の目の前にあるMANUELA CANIZARES駅から1本で行けます。

メトロバスで0.25ドル、所要時間は30分ほど。オフェリアバスターミナルの地図は以下です。

地図のリンク:こちら

2:赤道記念碑行きのバスに乗る

オフェリアバスターミナルに着いたら、赤道記念碑行きのバスに乗り換えます。ただし、終点が赤道記念碑ではないため、どのバスに乗ったらいいかがとても分かりづらいです。

なので、スペイン語を駆使して聞きながら行くことになります。

赤道記念碑はスペイン語で「La Mitad del Mundo」です。

と言っても特に難しいスペイン語は必要なく「Dónde La Mitad del Mundo?」とバスターミナルにいるスタッフに聞けば、どのバスに乗ればいいか教えてもらえます。

僕らはこんなつたないスペイン語で親切に教えてもらえたので、きっと大丈夫です。

オフェリアバスターミナルから赤道記念碑までは0,75米ドルで、所要時間は1時間弱くらいです。

赤道記念碑周辺に着いたら、バスのスタッフが教えてくれますし、乗客が一斉に降りていくので、簡単に分かるはずです。

また、上記写真のように左手に国旗や記念碑に隣接している大きな建物も見えてきます。

赤道記念碑

チケットを購入する

チケット売り場に行くと料金表があり、2種類のチケットがありました。

一つは7.5米ドルで赤道記念碑のみ入場。もう一つは10米ドルのフルパスで赤道記念碑の中のカカオ博物館やビール工場などにも入場可能で、ここでしか手に入らない限定のチョコレートも付いてきました。

みんなチョコレート欲しさに10米ドルのフルパスを購入。カカオ70%のチョコレートで美味しかったです。

ちなみに、赤道記念碑の敷地内には赤道博物館はありません。赤道博物館はまた別の場所にありますので、後述します。

正直、赤道記念碑の敷地内は博物館など含めて1〜2時間ほどで回り切ることが出来ます。博物館としての魅力というよりは記念写真に魅力的なスポットです。

赤道に来た感じがガッツリ出ます。

赤道を境界線に北半球と南半球に分かれます。しかし、この赤道は本物ではないという悲しき事実・・・

赤道記念碑の裏側に行くと人がいなくて記念撮影には最適と言っている人もいましたが、この穴場スポットの存在が結構バレてて人がたくさんいました。笑

赤道記念碑の展望台

赤道記念碑は展望台となっていて、上までエレベーターで登ることが出来ます。眺めが良いので、ぜひ訪れてみてください。風が強くてちょっと寒かったです。

赤道なのに寒いとかあるの!?と思いましたが、それもそのはず。

赤道記念碑は標高2,500mくらいの場所にあるので、想像していた灼熱感は全くありませんでした。

赤道記念碑内のその他博物館

博物館

展望台から階段で降りていくと、赤道にまつわる博物館や民族に関する博物館になっています。

重力、磁力等々を体験しながら学べる設備が揃っていて、自然科学博物館に来たような懐かしさがありましたね。

カカオ博物館

他にもカカオ博物館があり、生カカオを見ることが出来ます。そして、生カカオの身を味見することも!

これは日本にいても海外を旅していても滅多に出来る経験ではないので、とても貴重な体験でした。

カカオの身の周りについている白いのは、練乳みたいな味がして美味しかったですよ。

赤道博物館

赤道記念碑からの行き方

赤道博物館は赤道記念碑から大通りを200mくらい北に行ったところにあります。坂道を上がっていくとすぐです。

「え?こんなとこが入口?」というくらい油断していると通り過ぎてしまいそうなほど地味なサインボードが出ているので、どうかお見逃しなく。上記写真を目印にしてください。地図も貼っておきますね。

赤道博物館の地図リンク:こちら

赤道博物館に入場

敷地内にスタッフがいるので、中まで案内してくれます。

赤道博物館の営業時間は9:30〜17:00。入場料は4米ドルです。

そして、博物館内は全てガイド付きツアーで楽しむようなプログラムになっています。

赤道が通っていると自称しているここでの代表的な実験プログラムは3つ。

水の流れを見る実験

桶に張った水を北半球で流すと反時計回りに渦を作りながら流れ、南半球で流すと時計回りに渦を作りながら流れ、赤道上では渦を作らず真下に流れ出ると説明がありました。

が!しかし。

そもそもここも赤道の上ではないため、それ通りにはうまくいきません。

赤道上で水を流しても渦を巻きます。何度やってもです。笑

卵の実験

赤道の上では卵が簡単に立つらしいですが、ここは赤道の上ではないため、卵が簡単に立ちません。めちゃくちゃ難しかったです。というか無理でした。笑

卵を立てられるかどうかは完全にその人の技術次第な感じな気がするんですけど・・・。

パスポートに記念スタンプを押せる

ここの赤道の上に訪れた記念スタンプをパスポートに押すことが出来ます。しかし、ここは赤道が通っていない偽物。笑

でもいいんです。これはこれで記念ですから。

世界中を見て回っても偽物をでっち上げて観光スポットにしている施設なんてほとんどありません。これはこれでネタになりますからね。

でっち上げられた偽物の施設ですが、4米ドル分は十分楽しむことが出来ます。上記3つ以外にも施設内の民族っぽいモニュメントも見ていて面白いです。

本物の赤道が通っている場所「EL DORADO」

赤道博物館をさらに北へ進んでいくと、本物の赤道が通っている「EL DORADO」というカフェレストランがあります。

中に入っていくとgoole mapで計測された赤道ラインが引かれていて、このお店がちゃんと赤道上にあるよという証明もあります。

そして、これが赤道のラインです。めちゃ地味ですがここが本物なんです。笑

しかし、google mapには「EL DORADO」が出てきません。何でしょう、このもどかしさ。

すぐ近くにあるお店の地図を貼っておきますね。

地図のリンク:こちら

キトへの帰り方

赤道記念碑周辺からキトへ帰る時は、大通り沿いにある上記写真のようなバスの看板が出ているので、その前でバスを待ちます。

(※看板が無くても手を挙げれば停まってくれました)

バスが来たら「キト?」とキトに行くか確認し、キト行きのバスだったら乗ります。

旧市街か新市街かを確認せずに乗車したため、旧市街行きのバスに乗ってしまったのですが、おそらく新市街行きのバスもあるはずです。

旧市街行きのバスの料金は0.4ドルでした。僕らは新市街に帰りたかったので、途中で降りて新市街まで30分くらいかけて歩いて帰りました。

まとめ

まさか赤道が通っていないのにここが赤道のラインなんだと行ってしまう記念碑と博物館に驚きましたが、赤道が通っているレストランももっと頑張ってアピールして欲しいです。

あれじゃ、本物の赤道が通っている場所を見ずに帰っちゃいますよ。