海外旅行のために英語力を身につけておいて良かった7つの理由

「せっかく世界一周の旅に出るんだから英語はやっとこ!」

ということで、妻と一緒に3ヶ月間フィリピン・セブ島の英会話スクールに通ってから、カナダ・バンクーバーに約7ヶ月間住み、世界一周の旅に出かけました。

友人や知人からは

「海外旅行前に英語やっておいて良かった?」

とよく聞かれますが、僕はいつも強めに即答します。

「めっちゃ良かったぞ!オンライン英会話でも英語アプリでも何でもいいから最低限英語力身につけるべき!!」と。

当記事では、僕が海外旅行前に英語力を身につけて良かったと思うことをまとめました。

目次

海外旅行前に英語力を身につけておいて良かった7つの理由

英語が全くできなかった時にも海外旅行をしていましたが、できるようになった時と比べて、全然違うものになりました。

そして、今では海外企業と仕事をするようにもなっています。

海外旅行において英語力を身につけておいて良かったと思うことは以下7つです。

僕が感じた良かったこと
  1. 不安がなくなる
  2. ぼったくり・トラブルにほとんど巻き込まれない
  3. 値段交渉ができる
  4. 出会った人と仲良くなれる
  5. 手に入る情報量が圧倒的に増える
  6. 行動の幅が広がる
  7. 得られる知識・教養に深みが出る

一つずつ詳しく解説します。

1:不安がなくなる

海外旅行での不安は、何か起きた時に「重要事項を聞き取りできない・伝達できない」というのが一番大きいのではないでしょうか?

逆に、何か起きた時に、重要事項を聞き取りでき、伝達できる安心感があれば、ほとんどの不安は解消されるはずです。

「安心を英語で買う」というのは一理あると思います。

よくあるのが、乗り物、宿泊先、現地での思いもよらぬ出来事です。

飛行機でトラブルがあった時

例えば、僕はキューバ滞在中に急に予定を変更して、メキシコ・カンクンに行かなければいけない状況がありました。

インターネットで取り直しできればよかったのですが、キューバはインターネットが全然使えずに空港の窓口に行くしか選択肢がなかったのです。

その時に、空港の窓口でチケットのキャンセル・取り直しをスムーズに行うことができました。

英語力がなければ、ただ立ち尽くすことしかできなかったでしょう。

2:ぼったくり・トラブルにほとんど巻き込まれない

アジア諸国だけではなく、アフリカ、中米、南米など、危険だと言われるエリアや難易度が高いと言われる国にも渡航しました。

現地でぼったくりやトラブルに巻き込まれることがほとんどなかったのは、英語力のおかげと言っても過言ではありません。

僕が英語力ゼロの時に訪れたインド旅では、軟禁されたり、ぼったくりに遭遇しっぱなしで本当に苦労したので、英語力でこんなに変わるのかと重要性をヒシヒシと感じています。

関連:20歳の大学生が初海外でインド一人旅!しかし初日にデリーで監禁された話

色んな国に訪れ、現地のぼったくりの人と仲良くなって話を聞いたことがありますが、「英語が喋れないことがぼったくり対象にするかどうかを一つの判断材料にしている。日本人はイージーだ。」と言っていたのが印象的です。

また、英語が喋れないと言い返されないことを学習しているので、まずナメられます。

なので、英語が喋れないだけで、ぼったくりに遭遇する確率が跳ね上がるんですね。

そして、英語ができないと、トラブルが多くなります。

理由は、相手が提示してくる条件や言い分が正確に理解できないことが多いため、誤解や誤認がめちゃくちゃ増えます。

何が起こるか分からない海外旅行で、英語は自己防衛として機能しますよ!

3:値段交渉ができる

ツアー、ホテル、バス、ショッピングなど値段交渉の余地がある場面がたくさんあります。

そんな時に、英語力があれば値段交渉ができるので、旅をお得に楽しむことができます。

コミュニケーションが取れるだけで、何も言わずに向こうの方から値下げをしてくれることも。

僕はトータルで考えたら数十万円くらいお得に旅することができています。

ただし、現地の人たちにも生活があるので、生活を破壊するような過剰な値段交渉は絶対にやめましょう。

4:出会った人と仲良くなれる

スロバキア・ブラチスラバの宿でエジプトから遊びに来ていたエジプト人の大学教授と出会いました。

宿のキッチンで色々話をしていたら仲良くなって、宿泊中は一緒にご飯の時間を共にし「エジプト来ることあったら連絡してね!」と言われ連絡先を交換。

そして、実際にエジプトに訪れた時に連絡をしたら、エジプト・カイロを色々と案内してくれるだけではなく、現地の人が好むエジプト料理レストランでごちそうして頂きました。

とてもいい思い出です。

英語ができなければ、絶対に実現しなかったことです。

また、英語ができないと「あいつは、どうせ英語できないから声かけてもダメだな」と見られることが多く、仲良くなりづらいです。

出会いの数珠つなぎで旅をする面白さを経験したいなら、英語は必須です。

5:情報の仕入先が増える

世界人口で考えたら、日本人の比率は約2%。

日本のガイドブックは2%の日本人向けに作られていると言っても過言ではありません。

そして、その情報をもとに旅行し、ブログなどで情報が拡散されています。

実際に世界中を旅して分かったのが、日本人好みに偏っていますし、情報量が圧倒的に少ないことを痛感しました。。

日本語で手に入る情報が日本人好みに偏っている事例

例えば、ウユニ塩湖は顕著に現れていました。

日本人はウユニ塩湖の雨季のシーズンに見れる鏡張りが好きですが、欧米人などは乾季の白砂漠が好きです。

もし、あなたが欧米人向けにガイドブックを作るとしたら、人気のある白砂漠を取り上げるはずです。

つまり、好みが全然違うので、日本語で手に入る情報と英語圏で手に入る情報が全く異なるんですね。

情報量が圧倒的に少ない事例

日本語のガイドブック「地球の歩き方」と英語のガイドブック「ロンリープラネット」を見比べてみると一目瞭然です。

ロンリープラネットの方が厚さが2倍以上あります。

そして、Googleで旅行情報を英語検索すると、情報量が圧倒的に多く、最近の情報も多いです。

さて、情報の仕入先を英語圏に変えてみるとどうでしょう?

情報量が圧倒的に増え、日本のガイドブックや日本人が書いているブログやSNSでは決して出てこない情報がてんこ盛りになります。

特に南米、アフリカの旅行情報は、Googleで日本語検索しても情報量が圧倒的に少なく、古いものが多いです。

治安や情勢、ルート、観光情報などを調べても頼りになる情報がとても少ないのです。

しかし、英語検索をすると、情報量が多く、新しい情報もたくさん!

英語に触れられると、旅の快適さ、質が本当に変わりますよ!

お得情報もゴロゴロ転がっています:)

ちなみに、イスラエル人が持っている旅行の情報量が圧倒的なのは、海外旅行ではとても有名な話です。

旅行先でイスラエル人に出会ったら、ぜひ色々尋ねてみてくださいね!

6:行動の幅が広がる

先ほど述べた「出会った人と仲良くなれる」「情報の仕入先が増える」とも関係します。

英語ができるだけで、現地を旅行している旅行者から誘われることが増えるため、自分では見つけられなかったスポットに行けたりします。

そして、英語で情報交換ができるため

  • 現地を旅行している旅行者
  • 宿泊先のオーナーやスタッフ
  • レストランの店員さん
  • ツアーガイド

などの人たちから現地ならではの情報がたくさん入手できるんですね。

なので、日本のガイドブックはもちろん、ブログやSNSにも出てこない場所をたくさん知れます。

そのため、絶対に日本人が行かないような場所に行けたりして、とても満足度の高い旅行が実現できます。

また、こんなことも!

  • 現地の異性と仲良くなってそのままお付き合いして結婚
  • 現地で出会った旅行者と仲良くなってお付き合いして結婚

という人も少なからず見聞きしたので、出会いのチャンスを掴める確率もグンとアップします。

7:得られる知識・教養に深みが出る

現地を観光していると、英語でのガイドが付くことがあります。

音声ガイド、人のガイドしかり、ほとんどが英語でのガイドです。

その際、英語ができないと何を言っているのか分からず、建物や絵画を見て「お〜、すごいな〜」という視覚情報しか得られません。

しかし、英語のヒアリング能力があれば、きちんと情報を受け取ることができるので、得られる知識・教養に深みが出ます。

また、現地のリアルを目で見るだけでも十分に何かを感じられるでしょう。

しかし、現地の人たちが口から発するリアルな生活様式、文化、価値観を聞き、理解できると、より一層感じられるものの厚み・深みが出てきます。

時に、胸の奥が締め付けられるほど言葉にできない感情を感じることもありますが、世界のリアルを直視できるのは、その場に行って見聞きした者にしか機会がありません。

旅行が何倍も楽しくなるのは言うまでもありません。

まとめ

ぶっちゃけ、海外旅行は英語力がなくても行けます。そして、楽しむことも十分に可能です。

しかし、英語力があると、楽しみが何倍も大きくなりますし、嫌な思いをする可能性が限りなく低くなります。

海外旅行に英語はそこまで必要ではない。しかし、英語力があると質がめちゃくちゃ高まるものです。

せっかく同じお金を使うんです!

ぜひ質の高い海外旅行を実現してほしいなと思っています。