バンクーバー⇔ウィスラー間の行き方はバスではなくHitchPlanet(ヒッチプラネット)が格安で便利

2010年冬季オリンピックで男女のスラローム、大回転、ボブスレー、リュージュ及びスケルトン競技が開催された世界一のスキー場と呼ばれる「ウィスラー・ブラッコム」に行ってきました。

バンクーバーからウィスラーまでの移動はバスではなく『HitchPlanet(ヒッチプラネット)』というサービスを利用しました。

バスよりも安くバスよりも快適だったので、どんなサービスなのかという特徴や利用してみた際に感じた注意点や感想をご紹介したいと思います。

バンクーバーからウィスラーに行かれる際は、ぜひ利用してみて欲しいサービスです。

目次

HitchPlanet(ヒッチプラネット)とは?

HitchPlanet(ヒッチプラネット)というサービスを端的に説明すると、web上でヒッチハイクの予約が出来るサービスです。

こういうサービスが日本には馴染みがないので、上手に表現できませんが、airbnbのタクシー版もしくはUberの個人版、もしくは個人版の相乗りタクシーみたいなサービスとイメージしていただけると分かりやすいかと思います。

もっとざっくり表現すると「俺、バンクーバーからウィスラーまで行くけど、もし一緒に行きたい人がいたら15ドルで乗っけてくよ!乗りたければHitchPlanetのHPから予約してね!」というサービスです。

どうでしょうか?少しはイメージをしやすくなったでしょうか?

当記事のタイトルでは、バンクーバーからウィスラーまでと記載しましたが、カナダの他のエリアやアメリカでも利用できるサービスです。

例えば・・・

  • カルガリー⇔バンフ($10)
  • トロント⇔モントリオール($30)
  • シアトル⇔ポートランド($15)

という観光に人気のエリアでも格安で利用可能です。カナダにワーホリで滞在しているのなら一度は観光に訪れるエリアだと思いますので、使いこなせるとすごく便利ですよ。

ヒッチプラネットのイメージがしづらい方は、日本にも似たようなサービスがありますので、ぜひご覧になってみてください。

なぜHitchPlanet(ヒッチプラネット)を利用しようと思ったのか?

HitchPlanet(ヒッチプラネット)を知ったキッカケは、バンクーバーで出会った日本人の友だちから教えてもらったことがキッカケでした。

そして、実際に利用してみた感想を聞いていたので、いつか絶対に利用してみたいと思っていたのです。

なぜなら・・・

  • バスより価格が安い
  • バス予約より予約が簡単
  • 1時間毎に予約が出来るから時間に融通が効く
  • ネイティブ英会話が出来る
  • 外国人の友だちが出来るかもしれない
  • 自家用車だからバスより快適
  • 出発前日でも予約ができる
  • 一味違う旅感覚を味わえて楽しそう
  • 気兼ねなく車内で寝れる
  • 好きなタイミングでトイレ休憩をリクエストできる

という特徴があるため、どう考えてもバスを選択する理由が無かったんです。

本当のヒッチハイクだと車内で寝ることに抵抗があるかもしれませんが、お金を払っているから気兼ねなく寝れるというのは僕にとってはポイント高めです。

こうやって書くと乗客だけにメリットがありそうですが、もちろん運転手にもメリットがあります。

運転手は、目的地に向かうついでに友だちが出来たり、話し相手が出来る事で眠気防止になったり、お小遣い稼ぎが出来るというメリットがあります。

例えば、バンクーバーからウィスラーのスキー場まで一人で車で行けば、ガソリン代がかかるところ、HitchPlanet(ヒッチプラネット)で乗車する人を1人$15で4名募集すれば片道で$60のお小遣いになります。

ということは、ガソリン代とランチ代分くらいは稼げてしまうわけなんです。

なので、ウィスラーのスキー場「ウィスラー・ブラッコム」の年間パスを購入して毎週通うような人が、運転手に多いです。雪道の運転に慣れている人ばかりなので、安心出来るというのも僕の中では大きな決め手でした。

また、ウィスラーまで行きたい人にとって、安く気軽でかつコミュニケーションが出来るから嬉しいです。

HitchPlanet(ヒッチプラネット)の注意点

いくら便利だからと言っても注意しなければいけない点があります。

あくまでも個人間でのサービスとなるため、集合時間に迎えに来てくれず1時間くらい待たされたり、ナンパをされたりするようなケースもあるようです。

でも、これにはきちんと回避法があります。

運転手へのレビューや評価をweb上であらかじめ確認することが出来るので、たくさんレビューがついていて評価の高い運転手を選ぶことでトラブルを事前に回避することが出来ます。

また、予約の際は、他に予約している人がいる運転手を選ぶのもポイントです。

旅の仕方も日進月歩でバージョンアップされている!

テクノロジーの進化とともに、21世紀の旅行の仕方も日々バージョンアップされ、とてもエキサイティングで便利になっていっています。

webサービスを極力使わない原始的な旅行。webサービスを使い倒す最先端な旅行。旅行の楽しみ方はどんどん新しくなり、旅の研究が楽しくて仕方ありません!

一つ言えることは、web上での自分のアカウントをしっかりと育てておくと何かと旅が快適になります。

特にfacebookアカウントがあると、それが当たり前のように自己紹介代わりになるので、意識して育てておきたいところです。

育てると言っても、何かしら投稿をしておいたり、プロフィール写真を顔写真にしたりする程度でOKですけどね。

それでは、HitchPlanet(ヒッチプラネット)の使い方と実際に利用した感想をシェアしていきます。

HitchPlanet(ヒッチプラネット)の使い方

まずは、HPにアクセスします。

HP:https://www.poparide.com/

1:出発場所・行き先・日付を入力

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出発場所・行き先・日付を入力します。ここでは、2017年1月16日にバンクーバーを出発し、ウィスラーに到着することを条件に検索してみます。

入力後「Find a ride」をクリックします。

2:出発時間・集合場所・金額を確認する

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先ほどの条件で検索をかけると、条件に見合ったものが数件出てきます。

2017年1月16日にバンクーバーを出発し、ウィスラーに到着するという条件で検索したら26件もヒットしました。

そしたら、次に出発時間・集合場所・到着場所・金額などの条件を絞っていきます。上記画像のように、運行詳細と運転手の顔写真が出てきますので、選択していきます。

一番早い時間帯だと朝の6時15分に出発の便があります。そしてその下に「Returning」と記載がありますが、往復での予約も受け付けているという意味です。

もし、出発日と帰りの日程が合うようでしたら、往復で予約しておくと楽です。

ちなみに枠で囲ったDavidさんは、僕が利用した方です。たまたま出てきてビックリしました(笑)

Davidさんは、年間パスを購入して、毎日のようにウィスラーに行っていると車内で会話したときに言っていたので、本当に毎日のようにウィスラーでスキーをしているのかもしれません。

Davidさんはかなり優しい方で、トイレ休憩時に「お腹減ってる?」と聞かれて「ちょっとね」と答えたら、ポテトとナゲットを買ってくれました。

それだけでなく車もとてもキレイで暖房をきちんと付けてくれたのでかなり快適でした。

3:運転手情報を確認する

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先ほどのページでクリックすると、運行詳細と運転手の詳細が出てきます。

運転実績や返信率、過去に利用した方のレビューが読めるようになっているので、必ず確認するようにしましょう。

また、スキー板やスノボ板を運べるかどうかの欄もありますので、要チェックです。

運転実績が豊富であったりレビューを読んで安心できそうな人を基準に選ぶと良いと思います。

あとは、すでに予約が入っているものであればなお安心です。女性一人の場合は、女性ドライバーもいるので、女性ドライバーを選べば安心かもしれませんね。

ちなみにDavidさんの運転実績は、これを仕事にしているんじゃないだろうかと思ってしまうほど桁違いです(笑)

過去に乗せた人が819名。走行距離25,839km。返信率94%で2時間以内に返信しているなんて、やっぱりこれを仕事にしているんじゃないかと思うほどです。

上手く行けば1日で$180稼げてしまうわけですので、仕事としても成り立ちそうですね。

4:予約手続きをする

条件とドライバー情報を見て納得がいけば、予約手続きをすれば予約は完了です。

どうやって乗車するのか?

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予約を完了させると、ドライバーから集合時間と集合場所の住所が送られてきますので、それに従って集合します。

Davidさんはウィスラーを出発する時は、いつもヒルトンホテル集合にしていると言っていました。

ヒルトンホテルだと無料で風呂に入れるらしく、風呂に入ってから帰るのがいつものルーティンなんだとか。

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僕が利用した時は、カナダ人、ドイツ人、アイルランド人、僕ら日本人2人が1台の車に乗って短い旅を共にさせてもらいました。

車内では色んな会話が繰り広がって、すごく楽しくていい思い出になりました。こういうサービスが日本でももっと普及したらいいのになと強く感じた次第でございます。

カナダやアメリカを観光する際は、ぜひHitchPlanet(ヒッチプラネット)を利用してみてください。

ヒッチプラネットのHP:https://www.poparide.com/