フランスのパリとリヨンの間は、どちら向きでも、電車(TGV INOUI・OUIGO・フレッチャロッサ)・バス(FlixBus)・飛行機の3つで行けます。
結論から言うと、パリ⇔リヨンは高速列車がいちばん便利で、直通で最短1時間43分・1日32本・片道€16〜です。安さだけならFlixBus(最短5時間30分・片道€14.48〜)もありますが、電車との差は小さめです。飛行機はパリ・シャルル・ド・ゴール空港との便だけで、乗り継ぎ向けです。
運賃・所要時間・乗り場は、2026年10月27日に各社の公式ページと公式の時刻検索で確かめた内容です。運賃は日や空き状況で変わるので、予約の前に公式の画面で確かめてください。
パリ⇔リヨンの移動手段の比較
| 手段 | 所要時間 | 運賃の下限(公式の表示) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 電車(TGV INOUI・OUIGO) | 最短 1時間43分(直通) | 片道 €16〜(OUIGO) | 早く・安く、街の中心の駅から駅へ行きたい人 |
| 電車(フレッチャロッサ) | 1時間53分〜1時間56分(直通) | 片道 €35〜 | パリ・リヨン駅からリヨン・パール・デュー駅へ行きたい人 |
| バス(FlixBus) | 最短 5時間30分(乗り換えなし) | 片道 €14.48〜 | 夜行で宿代を浮かせたい人 |
| 飛行機(エールフランス) | 約1時間10分(空港までの移動は別) | 公式の検索で確かめる | シャルル・ド・ゴール空港で国際線に乗り継ぐ人 |
電車の€16〜はOUIGOの大人の運賃の下限で、SNCF Connectの日ごとの最安の表示でも11月は€16の日が多く並んでいました。直前や混む日は高くなり、10月27日当日のTGV INOUIは€62の表示でした。FlixBusは安いものの、所要時間は電車の3倍ほどです。
乗りたい日の電車・バス・飛行機の運賃をまとめて比べるなら、予約サイトの Omio(日本語のサイト)で検索できます。Omio でパリ→リヨンを検索する
電車(TGV INOUI・OUIGO)でパリ⇔リヨンを移動する
パリ⇔リヨンは高速線(LGV)で結ばれていて、フランス国鉄(SNCF)の高速列車が乗り換えなしで走っています。SNCFの高速列車は、座席の広いTGV INOUIと、格安のOUIGOの2種類です。SNCF Connectの路線ページ(パリ→リヨン)の表示は次のとおりです。
便によって発着の駅が違います。リヨンの中心に近いのはパール・デュー駅とペラーシュ駅で、サンテグジュペリTGV駅は市の中心から約20kmの空港の駅です。予約のときに着く駅を確かめましょう。
TGV INOUIとOUIGOの違い
| TGV INOUI | OUIGO | |
|---|---|---|
| 座席 | 2等・1等・OPTIMUM PLUS | 標準の席(OUIGO PLUSは+€9) |
| 無料の荷物 | 荷札をつけた荷物2つ(70×90×50cmまで)+手荷物1つ(40×30×15cmまで) | 手荷物1つ(40×30×15cmまで)+機内持ち込みサイズ1つ(55×35×25cmまで) |
| 追加の荷物 | — | ネットで€5・駅で€20(90×130×50cm・30kgまで) |
| 変更 | 2等の切符は出発の7日前まで変更・払い戻しができる | 1人1区間€19。OUIGOFLEX(€9)をつけると何度でも変更できる |
大きなスーツケースが2つある人はTGV INOUI、荷物が少なく安く行きたい人はOUIGOが向いています。OUIGOは子どもの運賃が€8で決まっています。OUIGOにはシャルル・ド・ゴール空港駅(Aéroport CDG 2)から乗れる便もあります。
切符の買い方
- SNCF Connect(TGV INOUI・OUIGO)か、OUIGOの公式サイトで、Paris → Lyon と日付を入れて検索する
- 着く駅(Part-Dieu・Perrache・Saint-Exupéry)と、TGV INOUIかOUIGOかを確かめて便を選ぶ
- 運賃の種類(変更できるか)と荷物を選んで支払う
- 当日はスマートフォンの画面の切符で乗る
SNCF Connectの案内では、2026年10月27日の時点で12月12日までの便が予約できます。早く予約するほど安い席が残っています。
急がない人向けに、在来線を走る地域列車TERでも行けます。SNCF Connectの案内では約5時間です。
公式ページ:Train Paris Lyon(SNCF Connect)/Train Paris – Lyon(OUIGO)
電車(フレッチャロッサ)でパリ⇔リヨンを移動する
イタリアのトレニタリアも、パリ⇔リヨンに高速列車フレッチャロッサ(Frecciarossa)を走らせています。トレニタリアの公式の時刻検索で2026年11月19日(木)を調べると、パリ・リヨン駅→リヨン・パール・デュー駅の直通が1日10本でした。
フレッチャロッサの切符はSNCF Connectではなく、トレニタリアの公式サイトかアプリで買います。TGVと時刻が合わないときの選択肢になります。
公式ページ:Trenitalia
バス(FlixBus)でパリ⇔リヨンを移動する
ヨーロッパの長距離バスの定番、FlixBusはパリ⇔リヨンを乗り換えなしで結んでいます。公式ページ(パリ→リヨン)の表示は次のとおりです。
リヨンの乗り場は、2026年1月12日に新しいジェルランのバスターミナルへ移りました。以前のペラーシュ駅ではないので注意してください。2026年11月19日のFlixBusの検索では、パリ発の14本がすべてジェルラン着で、所要時間は5時間30分〜6時間40分でした。0時台・1時台の発の便や、18時以降の発の便が多く、日中の便は少なめです。
パリのベルシー・セーヌの乗り場は、メトロ6号線・14号線のベルシー(Bercy)駅が最寄りです。
公式ページ:Bus Paris – Lyon(FlixBus)
FlixBusの予約の流れは、別の路線(パリ→ブリュッセル)を例に図解した記事があります:FlixBusのバスチケット予約・購入方法
飛行機でパリ⇔リヨンを移動する
2026年10月27日(火)のリヨン・サンテグジュペリ空港の発着便の一覧を見ると、パリとの便はシャルル・ド・ゴール空港(CDG)とのエールフランスの便だけで、リヨン発CDG行きが5便(6:55・10:25・11:35・14:40・18:35)、CDG発リヨン着が5便でした。オルリー空港との便はありませんでした。
リヨン空港の路線ページでは、飛ぶ時間は約1時間10分です。空港への移動や手続きの時間を足すと、高速列車の1時間43分〜より時間がかかります。飛行機は、CDGから国際線に乗り継ぐ人向けです。運賃はエールフランスの公式の検索で日付を入れて確かめてください。
リヨン空港から市の中心へは、空港の駅とパール・デュー駅を結ぶRhônexpress(ローヌエクスプレス)で30分です。4時25分〜24時に15分おきに走っています。
公式ページ:Flights in real time(Lyon Aéroport)/Rhônexpress
関連:エールフランスマイルのおすすめの貯め方6つを徹底解説|JALマイルを貯めた方がお得?
リヨンからパリへ行く場合
逆向き(リヨン→パリ)でも、使える手段は同じです。高速列車はリヨン・パール・デュー駅などから乗り換えなしでパリ・リヨン駅などへ着きます。
- 電車:フレッチャロッサは2026年11月19日にリヨン・パール・デュー駅発の直通が1日11本(6:22〜20:38発・1時間54分〜2時間8分・€35〜)。TGV INOUI・OUIGOはSNCF Connect・OUIGOの公式で検索
- バス:FlixBusのリヨン→パリは最短5時間15分・片道€13.98〜。乗り場はジェルラン・バスターミナル
- 飛行機:2026年10月27日はリヨン発CDG行きが5便(エールフランス)
公式ページ:Bus Lyon – Paris(FlixBus)
よくある質問
パリからリヨンまで電車で何時間?
高速列車の直通で最短1時間43分、平均2時間21分です(SNCF Connectの表示)。フレッチャロッサは1時間53分〜1時間56分、在来線のTERは約5時間です。
パリとリヨンの距離は?
電車で約422km(SNCF Connectの表示)です。バスの道のりは、FlixBusの表示でパリ→リヨンが464km、リヨン→パリが453kmです。
パリの「リヨン駅」とリヨンの駅は違う?
違います。パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)はパリにある駅で、リヨン行きの高速列車が出る駅の1つです。リヨンに着く駅は、パール・デュー駅・ペラーシュ駅・サンテグジュペリTGV駅です。
重い荷物を先に送れる?
SNCFの荷物の配送サービス「Mes Bagages」で、フランスの中で荷物を送れます。家などの住所で荷物を集めて届ける「Porte-à-Porte」は€55〜で、早ければ申し込みの翌日に集めて次の日に届けます。中継所(Point Relais)に預けて受け取る方法は€38〜です(公式ページの表示)。荷物を持って乗るなら、TGV INOUIは荷物2つまで無料です。
いちばん安いのはどれ?
公式の表示の下限では、FlixBus(€14.48〜)がいちばん安く、次がOUIGO(€16〜)です。差は2ユーロ足らずで、OUIGOなら1時間43分〜2時間ほどで着きます。
移動中、スマホのネットはどうする?
まず、今のスマホの契約が海外で使えるかを確かめてください。足りないときは、次の3つから選べます。
- トリファ
:海外用のeSIMをアプリで買えます。200以上の国と地域に対応し、日本語のチャットで24時間相談できます。
- ahamo
:日本の携帯の料金プランです(毎月の料金がかかります)。eSIMなら新しい番号でも申し込めて、当日〜3日前後で使い始められます。海外では申し込みも追加料金もなしで、フランスを含む91の国と地域でデータ通信が使えます(海外で使い始めた日から15日を過ぎると、速度が最大128kbpsに落ちます)。今のスマホに2つ目の回線として入れる使い方は、ahamoの動作保証の対象外です。 - Airalo(エラロ):海外用のeSIMです。日本語のサイトで買えて、ヨーロッパの41か国で使えるプランがあります。サポートは24時間・多言語です。
(トリファ・ahamo・Airaloの公式サイトで2026年10月27日に確認)
パリ⇔リヨンの移動手段まとめ
- 早く・安く:高速列車(TGV INOUI・OUIGO・最短1時間43分・1日32本・€16〜)
- TGVと時刻が合わない:フレッチャロッサ(1時間53分〜・€35〜)
- 夜行で宿代を浮かせたい:FlixBus(最短5時間30分・€14.48〜)
- CDGで国際線に乗り継ぐ:飛行機(エールフランス)
電車は便によってパリ側・リヨン側の駅が違うこと、FlixBusのリヨンの乗り場がジェルランに移ったことに気をつけて、旅程と予算に合わせて選んでみてくださいね。
良きヨーロッパの旅を!











