イタリアのミラノとジェノバ(ジェノヴァ)の間は、どちら向きでも、電車(トレニタリア・イタロ)とバス(FlixBus)で乗り換えなしで行けます。飛行機の直行便はありません。
結論から言うと、いちばん便利なのはトレニタリアの直通列車で、ミラノ中央駅からジェノバ・ピアッツァ・プリンチペ駅まで1時間29分〜2時間です。1日24本(€9.90〜)走っていて、朝6:10発から夜22:05発まで選べます。安さ優先ならFlixBus(最短1時間50分・€7.48〜)や、1日1本だけのイタロ(€7.90〜)もあります。
運賃・所要時間・本数は、2026年10月27日に各社の公式ページと公式の検索(2026年11月12日・木曜日の便)で確かめた内容です。運賃は日や空き状況で変わるので、予約の前に公式の画面で確かめてください。
ミラノ⇔ジェノバの移動手段の比較
| 手段 | 所要時間 | 運賃の下限(公式の表示) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 電車(トレニタリアのインターシティなど) | 1時間29分〜1時間39分 | €9.90〜 | 本数の多さと速さを重視する人 |
| 電車(トレニタリアの快速 RV) | 1時間51分〜2時間 | €14.30 | 前日まで日時を変えられる切符がほしい人 |
| 電車(イタロ) | 1時間44分(1日1本) | €7.90〜 | 夜(21:30発)に出る人 |
| バス(FlixBus) | 最短 1時間50分(ジェノバ→ミラノは1時間40分) | 片道 €7.48〜 | とにかく安く行きたい人 |
| 飛行機 | 直行便なし | ― | (おすすめしない) |
ふだん使いやすいのは、本数が多いトレニタリアです。イタロとFlixBusは運賃の下限こそ安いものの、イタロはミラノ発が夜の1本だけで、FlixBusは乗り場が駅前とは限りません。時間の合う便の値段を並べて選びましょう。
乗りたい日の電車・バス・飛行機の運賃をまとめて比べるなら、予約サイトの Omio(日本語のサイト)で検索できます。Omio でミラノ→ジェノバを検索する
ジェノバの駅は2つ:ピアッツァ・プリンチペ駅とブリニョーレ駅
ジェノバには大きな駅が2つあります。ミラノからの列車はどれもジェノバ・ピアッツァ・プリンチペ駅(Genova Piazza Principe)に着き、2026年11月12日の便では24本のうち14本がそのままジェノバ・ブリニョーレ駅(Genova Brignole)まで行きます(プリンチペ駅の9〜20分後に到着)。
2つの駅の間は普通列車で6分ほど、運賃は€1.70です。トレニタリアの検索では1日125本あり、泊まるホテルに近いほうの駅へすぐ移れます。
電車でミラノ⇔ジェノバを移動する
ミラノ⇔ジェノバは、トレニタリアのインターシティ(IC)・快速(RV)・高速列車と、民間のイタロ(Italo)が、乗り換えなしの列車を走らせています。本数の大半はトレニタリアです。
トレニタリア
€9.90は13:10発のフレッチャビアンカ(1時間29分)の、変更も払い戻しもできない割引運賃(Super Economy)の値段です。インターシティは€12.90〜€20.50で、6:10発の2等で見ると、変更できない「Super Economy」が€14.90、出発前なら変更できる「Economy」が€18.90、出発前なら何度でも変更できる「Base」が€21.50でした。
快速(RV)は€14.30の決まった運賃です。トレニタリアの説明では、切符は予定の列車の発車時刻に自動で使用済みになり、前日の23:59までなら日付と時刻を変えられます。当日も、使用済みになる前なら発車時刻を変えられます。
イタロ
イタロは安いものの、ミラノ発は夜の1本、ジェノバ発は朝6:12発の1本だけです(2026年11月12日の便)。時間が合うときだけの選択肢と考えましょう。
切符の買い方
- トレニタリアかイタロの公式サイト(またはアプリ)で、出発駅(Milano Centrale)と到着駅(Genova Piazza Principe)、日付を入れて検索する
- 便と運賃の種類を選び、乗る人の名前を入れて支払う
- 届いた乗車券(メールかアプリ)を用意して乗る
公式ページ:Trenitalia/Milan – Genoa(Italo)
バス(FlixBus)でミラノ⇔ジェノバを移動する
ヨーロッパの長距離バスの定番、FlixBusはミラノ⇔ジェノバを乗り換えなしで結んでいます。所要時間は電車と大きく変わらず、運賃の下限はいちばん安い手段です。公式ページ(ミラノ→ジェノバ)の表示は次のとおりです。
ミラノ側の乗り場は14か所あり、ランプニャーノ・バスターミナル(Lampugnano・Via Giulio Natta 226)、地下鉄3号線のサン・ドナート駅(San Donato M3)、ロゴレド駅(Rogoredo FS/M3)など、便によって違います。ジェノバ側は、ピアッツァ・プリンチペ駅近くのバスターミナル(Stazione degli autobus Fanti d’Italia/Principe)とヴィットーリア広場(Piazza della Vittoria)の2か所です。
乗車券に書かれた乗り場を必ず確かめてください。乗車券はスマートフォンの画面で見せればよく、印刷はいりません。
公式ページ:Milano – Genova(FlixBus)
FlixBusの予約の流れは、別の路線(パリ→ブリュッセル)を例に図解した記事があります:FlixBusのバスチケット予約・購入方法
ミラノ⇔ジェノバに飛行機の直行便はない
ミラノの3つの空港(リナーテ・マルペンサ・ベルガモ)の行き先一覧に、ジェノバはありません(2026年10月27日確認)。ミラノとジェノバの間に飛行機の直行便はありません。電車なら市内の駅から市内の駅まで1時間半ほどで着くので、この区間は電車かバスを選びましょう。
ジェノバからミラノへ行く場合
逆向き(ジェノバ→ミラノ)でも、使える手段は同じです。2026年11月12日の公式の検索では、乗り換えなしの電車が次のとおり走っていました。
| 会社 | ピアッツァ・プリンチペ駅 発 | 所要時間 | 本数 | 運賃の下限 |
|---|---|---|---|---|
| トレニタリア | 5:44〜21:44 | 1時間30分〜1時間57分 | 1日23本 | €11.90〜 |
| イタロ | 6:12 | 1時間53分 | 1日1本 | €7.90〜 |
- 電車:いちばん速いのは7:05発のフレッチャロッサ(ミラノ中央駅8:35着・1時間30分)。最終は21:44発の快速(23:39着)
- バス:FlixBusのジェノバ→ミラノは最短1時間40分・片道€7.48〜・1日11本(始発2:50・最終23:05)
- 飛行機:直行便なし
よくある質問
ミラノからジェノバまで電車で何時間?
乗り換えなしで1時間29分〜2時間です。2026年11月12日の便では、インターシティが1時間34分〜1時間39分、快速が1時間51分〜2時間、いちばん速いのは13:10発のフレッチャビアンカ(1時間29分)でした。
いちばん安いのはどれ?
公式の表示の下限では、FlixBus(€7.48〜)とイタロ(€7.90〜・1日1本)が安く、トレニタリアは€9.90〜でした(2026年11月12日の便)。安い席から売り切れるので、早めに予約するほど安い席が残っています。
予定が変わるかもしれないときは?
トレニタリアの快速(RV・€14.30)なら、前日の23:59まで日付と時刻を変えられます。インターシティなどは、出発前に変更できる「Economy」や、何度でも変更できる「Base」を選びます。いちばん安い割引運賃は変更も払い戻しもできません。
ジェノバはどちらの駅で降りればいい?
ミラノからの列車はどれもピアッツァ・プリンチペ駅に着き、半分ほどがブリニョーレ駅まで行きます。泊まるホテルに近いほうの駅で降りましょう。2つの駅の間は普通列車で6分ほど(€1.70)です。
ミラノからジェノバへ日帰りできる?
できます。2026年11月12日の便では、ミラノ6:10発→ジェノバ・ピアッツァ・プリンチペ7:44着(インターシティ)、帰りはジェノバ21:22発→ミラノ23:00着(インターシティ)がありました。
ミラノからジェノバへ飛行機で行ける?
直行便はありません(2026年10月27日、ミラノの3つの空港(リナーテ・マルペンサ・ベルガモ)の行き先一覧で確認)。電車で1時間半ほどなので、電車かバスで行きましょう。
移動中、スマホのネットはどうする?
まず、今のスマホの契約が海外で使えるかを確かめてください。足りないときは、次の3つから選べます。
- トリファ
:海外用のeSIMをアプリで買えます。200以上の国と地域に対応し、日本語のチャットで24時間相談できます。
- ahamo
:日本の携帯の料金プランです(毎月の料金がかかります)。eSIMなら新しい番号でも申し込めて、当日〜3日前後で使い始められます。海外では申し込みも追加料金もなしで、イタリアを含む91の国と地域でデータ通信が使えます(海外で使い始めた日から15日を過ぎると、速度が最大128kbpsに落ちます)。今のスマホに2つ目の回線として入れる使い方は、ahamoの動作保証の対象外です。 - Airalo(エラロ):海外用のeSIMです。日本語のサイトで買えて、ヨーロッパの41か国で使えるプランがあります。サポートは24時間・多言語です。
(トリファ・ahamo・Airaloの公式サイトで2026年10月27日に確認)
ミラノ⇔ジェノバの移動手段まとめ
- 本数が多く選びやすい:トレニタリア(1時間29分〜2時間・1日24本・€9.90〜)
- 前日まで変更できる切符:トレニタリアの快速(1時間51分〜2時間・€14.30)
- とにかく安く:FlixBus(最短1時間50分・€7.48〜)、夜に出るならイタロ(21:30発・€7.90〜)
- 飛行機:直行便なし
ミラノ⇔ジェノバは1時間半ほどの近さなので、思い立った日に電車で出かけられます。旅程と予算に合わせて選んでみてくださいね。
良きヨーロッパの旅を!











