ドイツのフランクフルトとミュンヘンの間は、どちら向きでも、ドイツ鉄道(DB)のICE・飛行機・長距離バス(FlixBus)の3つで行けます。
結論から言うと、市内から市内へ乗り換えなしで行くならICEの直通(最短3時間15分)がいちばんわかりやすいです。ただし2026年10月30日〜12月12日は工事のため、ニュルンベルク経由の直通ICEがほぼ走りません。この期間はシュトゥットガルト経由の直通(約3時間25分〜4時間)を使います。
所要時間・本数・乗り場・運賃は、2026年10月26日にDBの駅の時刻表や各社の公式ページで確かめた内容です。運賃は日や空き状況で変わるので、予約の前に公式の画面で確かめてください。
フランクフルト⇔ミュンヘンの移動手段の比較
| 手段 | 所要時間 | 運賃の下限(公式の表示) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ICE | 最短 3時間15分(2026年10月30日〜12月12日は約3時間25分〜) | 早割 €17.99〜(ドイツ全国の下限) | 市内から市内へ乗り換えなしで行きたい人 |
| 飛行機 | 飛ぶ時間は55分〜1時間。空港までの移動と手続きが加わる | 往復 €170〜(ルフトハンザ・2026年12月の便) | フランクフルト空港で乗り継ぐ人 |
| バス(FlixBus) | 最短 4時間40分(夜行) | 片道 €21.48〜 | 安さを重視する人・夜行で移動したい人 |
公式の表示どうしで比べると、ICEの早割(€17.99〜)とFlixBus(€21.48〜)が近い水準です。ただし早割は安い席から売り切れるので、日によってはバスの方が安くなります。
乗りたい日の電車・バス・飛行機の運賃をまとめて比べるなら、予約サイトの Omio(日本語のサイト)で検索できます。Omio でフランクフルト→ミュンヘンを検索する
ICE(鉄道)でフランクフルト⇔ミュンヘンを移動する
フランクフルト中央駅とミュンヘン中央駅の間は、ICEの直通列車が走っています。経路はニュルンベルク経由とシュトゥットガルト経由の2つで、ふだんはニュルンベルク経由がいちばん速く、本数も多くなっています。
2026年10月30日〜12月12日はニュルンベルク経由の直通がほぼない
DBのお知らせには、ニュルンベルク〜ミュンヘン間の工事のため、2026年10月30日の朝7時から12月12日まで、フランクフルト⇔ミュンヘンのニュルンベルク経由の直通ICEがなくなると書かれています。ふだんミュンヘンまで走る便は、ニュルンベルク止まり(ミュンヘン発はニュルンベルク始発)になります。この期間は、シュトゥットガルト経由の直通を選んでください。
なお、ミュンヘン中央駅の時刻表では、ミュンヘンを早朝に出る2本(4時11分ごろ・6時13分ごろ発)が、この期間もニュルンベルク経由でフランクフルト方面へ走ることになっています。日によっては停まる駅が変わるので、予約の画面で確かめてください。
2026年12月13日からは新しい時刻表になります。ドイツでは鉄道の工事が多いので、ほかの日も予約の前に経路と時刻を確かめておくと安心です。
予約の流れ
- DBの公式サイト(英語版あり)かアプリ「DB Navigator」で、出発駅・到着駅・日付を入れて検索する
- 最安値検索(Bestpreissuche)を使うと、その日の便ごとの運賃が並び、いちばん安い運賃が目立つように表示される
- 便と運賃の種類を選んで支払う
安く乗るためのポイント
DBの公式資料に書かれている、安く乗るためのポイントは次のとおりです。
- 早割(Super Sparpreis・Sparpreis)は数に限りがあり、安い席から売り切れる。乗車券は最大12か月前から買える
- 火曜・水曜や、朝晩の早い・遅い時間帯は安い運賃が見つかりやすい
- 27歳未満・65歳以上には、年齢で割り引かれる早割がある
- 14歳以下の子どもは、大人と一緒なら無料(大人1人につき4人まで)
- 2026年11月1日からは、最大5人で使える往復€99.99の家族向けチケット(DB Familienticket・2等・座席予約込み)もある
変更・払い戻しの条件は運賃の種類で違います。予約の画面で条件を確かめてから買ってください。
公式ページ:Deutsche Bahn(英語)/フランクフルト中央駅の時刻表(DB)
飛行機でフランクフルト⇔ミュンヘンを移動する
フランクフルト空港(FRA)からミュンヘン空港(MUC)へは直行便が多く出ています。2026年10月28日(水)のフランクフルト空港の発着便一覧では、次のとおりでした。

飛んでいる時間は短いのですが、市内から空港への移動と手続き、ミュンヘン側の空港から市内への移動が加わります。空港と市内の間は次のとおりです。
- フランクフルト中央駅→フランクフルト空港:SバーンのS8・S9で12分
- ミュンヘン空港→ミュンヘン中央駅:SバーンのS1・S8で約40分。2つの路線が交互に走り、10分おき
- ミュンヘン空港⇔ミュンヘン中央駅:ルフトハンザ・エクスプレスバスも20分おき(どの航空会社の利用者も乗れる)
公式ページ:Departures(Frankfurt Airport)/Frankfurt – Munich(Lufthansa)/Public transport(Munich Airport)
フランクフルト空港からミュンヘンへ行く場合
日本などからフランクフルト空港に着いてミュンヘンへ向かうなら、空港から出る直行便(1日16便)が乗り換えが少なく済みます。ICEで行く場合は、ミュンヘン行きのほとんどがフランクフルト中央駅発なので、空港からSバーンのS8・S9で中央駅(12分)へ出て乗り換えます。
バス(FlixBus)でフランクフルト⇔ミュンヘンを移動する
ヨーロッパの長距離バスの定番、FlixBusもフランクフルト⇔ミュンヘンを走っています。フランクフルト側はフランクフルト中央駅(Stuttgarter Straße 26)、ミュンヘン側はおもにミュンヘン中央バスターミナル(ZOB・Arnulfstraße 21)の発着です。
公式ページ:Frankfurt – München(FlixBus)
FlixBusの予約の流れは、別の路線(パリ→ブリュッセル)を例に図解した記事があります:FlixBusのバスチケット予約・購入方法
ミュンヘンからフランクフルトへ行く場合
逆向き(ミュンヘン→フランクフルト)でも、使える手段は同じです。変わるのは乗り場と発車の時刻です。
- ICE(ニュルンベルク経由):ミュンヘン中央駅を毎時45分ごろに出て、3時間16分〜3時間18分(2026年10月30日〜12月12日は、早朝の2本をのぞいて運休)
- ICE(シュトゥットガルト経由):2時間おきの毎時45分ごろ発が3時間24分。ほかに毎時47分ごろ発の便(ハイデルベルク・ダルムシュタット経由)が約4時間
- 飛行機:ミュンヘン空港からフランクフルト空港へ1日16便(2026年10月28日)。運賃はルフトハンザの路線ページで往復€170〜(2026年12月の便)
- バス(FlixBus):ミュンヘン中央バスターミナル(ZOB)から。2026年11月4日は9本、5時間5分〜7時間45分。公式路線ページの表示は片道€22.48〜
公式ページ:ミュンヘン中央駅の時刻表(DB)/München – Frankfurt(FlixBus)
よくある質問
電車と飛行機、どっちが速い?
飛ぶ時間だけなら飛行機(55分〜1時間)ですが、市内から市内ではICEの直通(最短3時間15分)との差が縮まります。飛行機は、フランクフルト中央駅から空港までのSバーン(12分)と手続き、ミュンヘン空港から中央駅までのSバーン(約40分)が加わります。フランクフルト空港で国際線から乗り継ぐ人は、飛行機が乗り換えが少なく済みます。
いちばん安いのはどれ?
公式の表示の下限では、ICEの早割(ドイツ全国で€17.99〜)とFlixBus(片道€21.48〜)が近い水準です。早割は数に限りがあり、安い席から売り切れるので、実際は日によって入れ替わります。
工事の期間(2026年10月30日〜12月12日)はどうすればいい?
シュトゥットガルト経由の直通ICEを使います。フランクフルト中央駅を2時間おきの毎時50分ごろに出る便が約3時間25分、毎時10分ごろに出る便が約4時間です。フランクフルト発のニュルンベルク経由の便は、ニュルンベルク止まりになります。
ドイチュラントチケット(Deutschlandticket)で行ける?
ICE・IC・ECなどの長距離列車には乗れません。使えるのは普通列車・Sバーン・市内の交通などで、ミュンヘン空港と中央駅を結ぶSバーンにも使えます。ドイチュラントチケットは月€63の定期契約で、毎月10日までに解約するとその月の終わりで終わります。
ICEはフランクフルト空港から乗れる?
ミュンヘン行きのICEは、ほとんどがフランクフルト中央駅発です。空港からはSバーンのS8・S9で中央駅(12分)へ出て乗り換えてください。
チケットはいつから買える?
DBの乗車券は最大12か月前から買えます。早割は数に限りがあるので、日程が決まったら早めに予約すると安い運賃が残っていることが多いです。
移動中、スマホのネットはどうする?
まず、今のスマホの契約が海外で使えるかを確かめてください。足りないときは、次の3つから選べます。
- トリファ
:海外用のeSIMをアプリで買えます。200以上の国と地域に対応し、日本語のチャットで24時間相談できます。
- ahamo
:日本の携帯の料金プランです(毎月の料金がかかります)。eSIMなら新しい番号でも申し込めて、当日〜3日前後で使い始められます。海外では申し込みも追加料金もなしで、ドイツを含む91の国と地域でデータ通信が使えます(海外で使い始めた日から15日を過ぎると、速度が最大128kbpsに落ちます)。今のスマホに2つ目の回線として入れる使い方は、ahamoの動作保証の対象外です。 - Airalo(エラロ):海外用のeSIMです。日本語のサイトで買えて、ヨーロッパの41か国で使えるプランがあります。サポートは24時間・多言語です。
(トリファ・ahamo・Airaloの公式サイトで2026年10月26日に確認)
フランクフルト⇔ミュンヘンの移動手段まとめ
- 乗り換えなしで市内から市内へ:ICEの直通(最短3時間15分。2026年10月30日〜12月12日はシュトゥットガルト経由で約3時間25分〜)
- フランクフルト空港で乗り継ぐ:飛行機(55分〜1時間・1日16便)
- 安さで選ぶ:FlixBus(4時間40分〜・€21.48〜)
どの手段でも、工事で時刻や乗り場が変わる日があるので、予約の前に公式の画面で確かめておくと安心です。旅程と予算に合わせて選んでみてくださいね。
良きヨーロッパの旅を!
フランクフルトやミュンヘンからアクセス出来るその他の都市への情報や行き方も書いていますので、ご参考になれば幸いです。











