ドイツではビールがペットボトルで販売されてるって本当?ビールとW杯を求めて留学したドイツ生活体験記

今回の記事は、ビールとW杯を求めてドイツ留学を果たしたHさんの海外生活体験記です。

ビールが安くて飲み過ぎた結果、なんと1年間で8キロも体重が増えたそうです。どんな楽しい生活をしていたらそうなるのか気になりますよね。

思い出を振り返っていただき記事を書いてもらいましたので、楽しみながら読み進めて頂けると幸いです。

W杯とビールがドイツ留学のキッカケ

私は、大学3年生の時、2005年7月から2006年8月までドイツに留学をしていました。

日本で通っていた大学は各国に提携している大学があったので、どこかに交換留学をしたいと思っていたのですが、せっかくだから学生でしか長期滞在できないようなところに行きたいと思っていました。

そこで、これから一生勉強しないような言語の国に行こうと考え、ちょうどドイツでFIFAワールドカップが開催されること、ビールが大好きだったことからドイツに行こう!と思い立ち、一年遊び倒そうってくらいの気持ちで初めての海外旅行でドイツ留学を決めてしまいました。

ドイツでかかった1ヶ月の生活費

交換留学だったので、提携先の大学に通いましたが、9月から大学が始まるところ、夏休みが始まった7月からドイツに渡り、語学学校に通いました。

その間はホームステイをしました。語学学校に20万程度、ホームステイ2ヶ月で20万くらいかかったと思います。その後は交換留学先の大学が開講したので、寮に入り、毎月の生活費は下記のような感じでした。

寮(水道光熱費等込み):4万円
食費:2万円
外食・交際費:2万円
その他(消耗品・洋服など):2万円

その時の為替相場の変動もあったので、トータルで月に10〜12万円ほどかかっていたと思います。

ドイツ生活で大変だったこと

ほとんどドイツ語が話せない状態で留学したので、様々なトラブルにドイツ語で対応しなくてはいけないことが大変でした。

当初希望していた寮とは全く別の場所の寮に入寮しなくてはいけなくなってしまって、抗議をしたくても言葉が伝わらず大変苦労しました。

ただ、とにかく片言でも単語だけを並べて「怒っている!」意思表示と、どうしたいかを伝えると、きちんと対応してもらえました。

あと、大学の窓口などは、だいたい15時くらいまでで終了してしまったり、お店が閉まるのが早いので、日本の感覚でいたら、ご飯にありつけなくなることがありました。

特に年末年始はスーパーマーケットもやっていなかったので、事前に買いだめしておかないと生活できず、日本のコンビニのありがたさを感じました。

ドイツ生活で良かったこと

ドイツでも田舎の州だったからか、治安も良くいい人が多かったです。

ドイツにはタンデムという制度があって、外国語に興味のあるドイツ人とドイツ語を勉強したい外国人が知り合いになれるように大学が支援したりしているので、ドイツ人の友人を作ることも難しくなかったです。

また、世界各国から来ている留学生がたくさん居たので、ドイツ人以外の人とも仲良くなれ、ヨーロッパの友達には週末にその友達の母国を旅行して、その友達の地元を案内してもらえたりしました。

私が通う大学は、比較的大きい大学で、留学生も多かったので寮がいくつかあったのですが、その寮ごとにディスコが付いてました。そこではビールを1ユーロで飲めて、朝まで毎日友人とお酒とダンスを楽しめました。

あと、ビールがとにかく安く、スーパーマーケットではペットボトルでビールが売っていました。教授すら大学の食堂で昼間からビールを飲んでいるくらい昼間からビールを飲むのが普通な感じだったので、ビール好きな私は、毎日ひたすら飲んでいました。結果留学中に8キロ太ってしまいました。

ドイツが気になっている人へメッセージ

ドイツ人の感覚は比較的日本人に近いものがあると思います。ただシャイな人が多い印象で、本当に仲良くなるには時間がかかるようにも感じました。

治安も含め、人間関係でも何か特別困ったということは留学を通してありませんでした。ドイツは日本人にとって比較的過ごし易い海外だと思います。

海外生活はどこに行ってもトラブルがあるものだと思います。

私は最初言葉が通じなかったりトラブルがあったりと、人生で一番暗い気持ちで過ごしてしまいましたが、時が経つにつれて、それを逆に楽しめるようになりました。トラブルを楽しんでせっかくの海外滞在を楽しんでもらいたいと思います。