バルセロナ空港から市内への行き方!電車・バス・地下鉄・タクシーをおすすめ順に解説します

バルセロナ・エルプラット国際空港からバルセロナの市街地までの行き方を詳しく解説します。

空港自体がマドリード空港に次いでスペインで2番目に大きい空港のため、移動手段によってはターミナル間のバス移動が必要になります。事前に把握しておくことで空港内で迷うことも無くなりますので、要チェックです。

また、バルセロナ空港は、街の中心部から約14km。空港から市街地までは距離的に近い場所に位置し、移動手段もいくつかあるため、とてもアクセスが良いです。

交通手段は全部で4つ。電車(レンフェ)、地下鉄(メトロ)、バス(アエロバス)、タクシーです。そして、これは僕が個人的に思うおすすめ順です。それでは、実際に移動してみて分かった事や様子を詳しく解説していきます。

目次

空港から市内まで電車(レンフェ)アクセスする

空港から市内へアクセスする一番安い交通手段が電車(レンフェ)です。

空港にある駅はターミナル2にあるので、ターミナル1に到着した場合は、ターミナル2まで無料のシャトルバスで移動しなければいけません。

電車マークの書かれたサインボードがあるので、それに従い下に降りていくと、ターミナル間を移動するシャトルバス乗り場があるので、バスに乗り込みます。バスで5〜10分くらい走るとターミナル2に到着します。

シャトルバスを降りたら、上記写真の「renfe」マークのサインボードが出ているので、それに従います。

空港の駅までは連絡通路を渡っていきます。

空港駅の入口です。電車のチケットは、改札近くの券売機or窓口で購入可能です。券売機での購入は難しくなく、並ばなくてもいいのでぜひチャレンジしてみてください。

電車(レンフェ)のチケット購入方法

言語設定がスペイン語設定になっているので、右下のイギリス国旗のアイコンをタップすると英語表記に切り替わります。そして、行きたい駅名のスペルを入力していくと候補が出てきます。ここでは、バルセロナ中心駅のサンツ(Sants)駅を例に解説を進めます。

チケットの種類を選択しますが、片道チケットの「One way」か10回分の回数券「T-10」の2つのうちのどちらかの購入が観光者には一般的です。

この場合は、「One way」という片道券で進めいきます。

クレジットカードor現金で支払うとチケットが出てきます。

電車(レンフェ)チケット購入前の注意点

僕はこの時、「T-10」を購入しておけばよかったと後悔することになります。理由は以下です。

バルセロナ滞在が2〜3日の一人旅で、そこまで電車(レンフェ)・地下鉄(メトロ)・バスを利用する予定がなさそうな場合は、普通チケットを購入しましょう。4.10ユーロ(≒530円)です。この値段でも他の交通機関と比べて最も安いです。

しかし、もし、バルセロナを観光するにあたって、複数人での行動&電車・メトロ・バスを利用する回数が2回以上ありそうなら「T-10」という回数券を購入しましょう。「T-10」は、バルセロナの公共交通機関で使える共通の10回分の回数券です。

値段は9.95ユーロ(≒1,300円)。つまり、1回分が0.95ユーロとなる計算です。通常、空港と市内を往復するだけでも8.2ユーロかかってしまうので、回数券を購入しておくとかなりお得です。しかも複数人いると使い回しが出来るんです。

と言うのも「T-10」は独特なルールがあり、使い勝手がかなり幅広いので、以下を読んで「これは!」と思うなら空港駅で購入しておきましょう。

  • 電車(レンフェ)、地下鉄(メトロ)、市バス、カタルーニャ鉄道FGC、モンジュイックの丘に登るケーブルカーで使用可能
  • 75分以内なら上記の交通機関への乗り換えがどれでも無料。市バス⇒電車、電車⇒地下鉄などもOK
  • 1枚のチケットを複数人で使い回せる
  • 有効期限なし
  • そもそも空港⇄市内で8.2ユーロ。市内でのバスや地下鉄の1回券で2.15ユーロのため、すぐに元が取れる

いかがでしょうか?縦横無尽にバルセロナを駆け巡る事が可能な「T-10」というアイテム。これを読むと「T-10」は絶対買っておいた方が良いマストアイテムに見えてくるのでは無いのでしょうか。コスパ面で非常にお得なので、僕が電車(レンフェ)をおすすめする一番の理由です。

複数人で使えるってどういう事?という疑問は、実際に実演動画を撮影していますので、ご覧ください。

※T-10を利用して地下鉄では空港へ行けませんので要注意です。

チケットを購入したら、改札を通り、乗り場に向かいます。

車内には、観光客しか乗車しておらず安全です。しかし、電車でのスリが多いバルセロナです。何があるか分かりませんので、貴重品からは目を離さないようにご注意ください。

空港からサンツ駅までは約20分で到着します。

電車(レンフェ)のメリット・デメリット

【メリット】

安い・早い・安全。またサンツ駅周辺にホテルがある場合は、乗り換えの必要がないので、非常に楽です。

【デメリット】

ターミナル1に到着した場合は、ターミナル2まで移動する必要があるので、ちょっと面倒。

空港から市内までバス(Aero bus)でアクセスする

空港から市内までアクセスする手段でタクシーを除いて最も楽で安全なのがバスです。空港から市内中心部のカタルーニャ広場まで運行しています。満席で乗れなくても、5〜10分間隔で次々にバスが来るので、焦らなくても大丈夫です。確実に座りたいなら、わざと1本スルーするのもアリですね。

運行ルートは、スペイン広場⇒グランビア・ウルヘル⇒カタルーニャ広場というルートで、終点カタルーニャ広場までの所要時間は約35分。

料金は片道5.9ユーロ(≒760円)。有効期限が15日間の往復券だと往復10.20ユーロ(1,320円)です。電車(レンフェ)よりも高いですが、運行ルート周辺にホテルがある場合は、非常に楽です。

バスチケットの購入方法は

  • バス停の係員
  • バスの運転手
  • 自動券売機
  • ネット予約

の4つの方法がありますが、料金は全て同じです。自動券売機は高額紙幣&クレジットカードで支払いができますが、バス停の係員とバスの運転手から購入する場合は、20ユーロ以下の現金しか使用できないのでご注意ください。

空港で両替する方は、小額紙幣を混ぜてもらうように準備しておくと◎です。

バスのメリット・デメリット

【メリット】

ほとんどが観光客で途中で乗ってくる乗客がいないので、スリの可能性がほとんどなく安心です。車内に無料WiFiが飛んでいるので、バスに乗りながら調べ物が出来ます。

運行間隔が小刻みなので、待ち時間が少ない。

【デメリット】

電車(レンフェ)に比べて割高。

空港から市内まで地下鉄(メトロ)でアクセスする

現在のところ、中心地に向かうまでに乗り換えが必要になり、料金も電車(レンフェ)より高いのであまりオススメできないのですが、小回りが利くという点では良いかもしれません。

料金は片道4.5ユーロ(≒580円)。地下鉄の1日券は利用できますが、T-10という回数券は利用できません。

地下鉄のメリット・デメリット

【メリット】

小回りが利く。

【デメリット】

中心地まで乗り換えする手間。そして、地下鉄はスリが多いので要警戒です。深夜や早朝の利用はリスク高めです。

空港から市内までタクシーでアクセスする

到着ロビーに「TAXI」と書かれたサインボードがあるので、それに従いタクシー乗り場まで向かいます。黒と黄色の車体のタクシーが待機しているので、順番に乗車します。

中心地までの所要時間は約30分。特に渋滞も起きないので、大体このくらいの時間が目安です。料金はメーター制で中心地まで35ユーロ前後(≒4,500円)です。

早朝便や深夜便の際は、タクシーが一番安全です。荷物が多い時などはタクシーの利用がベターです。

まとめ

バルセロナ空港には、数日滞在の方だけではなく、LCCなどの乗継時間の間に観光に行こうと思う人もいるかもしれません。数日滞在の場合は電車(レンフェ)をおすすめしますが、乗継時間での観光の場合は一人の場合はバスをおすすめします。

という事でバルセロナの良い旅を!