リマからクスコ行きバス「CRUZ DEL SUR(クルス・デル・スル)」に乗ってみたレビュー!高山病対策をしっかりしておこう

リマからクスコまでのバス移動は約21時間。南米の中でも有名なバス移動ルートです。

そして、リマからクスコ間を移動する名物バス「CRUZ DEL SUR(クルス・デル・スル)」は一体どれほど快適なんでしょうか。

リマからクスコ行きのバス「CRUZ DEL SUR(クルス・デル・スル)」に乗車してみた経験をもとに、予約方法からバスターミナルまでの行き方、そして、バスに乗車するまでの流れとバスの乗り心地やバス内の様子をご紹介していきます。

また、リマからクスコへのバス移動は南米バス移動の中でも快適なバスですが、最も高山病が発生しやすいルートとしても有名です。

標高0mのリマから標高約3,400mのクスコまで約21時間かけて登っていくのですが、約2,500mくらいから発症すると言われている地点まで一瞬で登っていくのがなかなかの天敵です。

そのため、高山病対策についても触れたいと思います。

目次

バスチケットの予約購入方法

ネットで予約購入する

僕はネットで購入しました。ネット購入だと安いですし、空席状況を確認できるのでおすすめです。

CRUZ DEL SUR(クルス・デル・スル)の予約方法は以下の記事にまとめましたので、読んでみてください。

関連記事:リマからクスコへのバスチケット3つの購入方法!CRUZ DEL SUR(クルス・デル・スル)などと比較

バスターミナルで購入する

当日バスターミナルでも購入できますが、予約で満席になっていることがあるので、事前予約がおすすめです。

バスターミナルの場所は以下です。ここがバス乗り場でもあるので、Google mapsに保存必須です。

バスターミナルまでの行き方

バスターミナルまでは、ローカルバスを乗り継いでも行けますが、行き方がかなり複雑なのと、最寄りのバス停から結構歩くことになるので、タクシーがおすすめです。

リマのタクシーは、強盗タクシーやぼったくりタクシーもいますし、Uberよりも値段が高いので、安くて安全で確実なUber推奨です。

バスターミナルの場所

住所:Av Javier Prado Este 1109, La Victoria 15034, Peru

地図のリンク:こちら

預入手荷物を預ける

バスターミナルに着いたら、まずは、荷物を預けます。預ける荷物が無い場合は、ここは無視してOKです。

荷物の預け方は、バスチケットをweb予約した場合は、予約完了時に送られてきたメールの添付ファイルに、QRコード形式の乗車券があるので、そのまま提示します。

もしバスターミナルで当日購入の場合は、チケットをそのまま提示します。

すると、スタッフの人が読み込んでくれるので、引換券をもらって預けます。引換券は降車時に必要になりますので、失くさないようにしましょう。

PM 1:50 バスに乗車

クスコ行きのバスがバスターミナルに到着したので、バスに乗車します。

預入荷物は、スタッフの人がバスに積み込んでくれます。もし心配な方は、念のためチェックしておきましょう。

この辺のサービスはさすがVIPバスと言われているだけあります。では次に車内の様子です。

車内の様子

座席

僕はwebで普通席を予約したのですが、座席を選べたので、2階の1番前の座席を選びました。

ここは足が前に伸ばせて、隣に誰もいない上に、良い景色を見ながらバスに乗っていられるので、僕の中では一番のVIP席だと思っています。

また、一番前だと揺れが一番少ないんですよね。結構くねくね道を走行するので、揺れが少ないと酔いにくいという事も大事にしてます。

座席はご覧の通り、革のシートでかなりの角度までシートが倒れます。古い飛行機のビジネスクラスのような座席です。

枕とブランケットも座席に置いてありました。会社のネームが入っているのは珍しい。所々にVIPバス感が出ています。

足元は広々。狭くてしんどいなんてのは無縁です。

ついでの横の座席も写真を撮っておきました。一番前がどれだけ快適なのかが伝わりますでしょうか?

隣り合わせになることなく足元も広く値段も一緒なんです。絶対一番前でしょ!いや、絶対一番前の座席を予約して、この良さをぜひとも味わって頂きたいです。

全座席にモニターが付いていて、映画や音楽を楽しむことが出来ます。自前のイヤホンでも対応していましたが、ヘッドホンも貸してくれます。

車内食

車内での食事は全部で3回出てきました。まるで飛行機の機内食のような感じで供されます。写真には写っていませんが、もちろんドリンクも出ます。

味はそこそこです。ちょっと量が少ないので、お菓子などを買い込んでおいた方がいいかもしれません。

高山病頻出ルートなので事前準備を

リマからクスコまでのバス移動のルートは、高山病になる可能性があるルートとして知られています。

実際に標高0m場所から高いポイントだと4000m近くまでになるの以下の6つの事をやっておくことをおすすめします。

リマからクスコ行きのバス内でやっておきたい6つの事

1:バスに乗る前日から高山病の薬を飲む

Acetakという薬をリマの薬局で購入しました。正式には緑内障の薬なんですが、これが高山病の予防になる薬だということで僕はこれを飲んでいました。

1日に飲む量は、朝と夜に半錠ずつです。

2:バスに乗ったら寝る(深夜は寝ない)

PM2:00発バスだと、夜12時ころに標高2,500m以上に登っていくので、頑張って起きておくと、高山病の症状が出る可能性が激減します。

理由は、寝ていると呼吸が浅くなってしまって、起きたら高山病の症状が出ているなんてこともあり得ます。

そのために、バスに乗ったらすぐにておきましょう。

3.:水分はなるべく多くとる

高山病対策に水分補給も効果があります。バスにはトイレがあるので、トイレの事を気にせずガンガン飲みましょう!

4:夜ご飯くらいから起きておく

バスで夜ご飯が出てくるタイミング辺りから、一気に高度が上がっていく道のりになります。

一気に高度が上がっていくポイントが一番高山病になりやすいと言われているので、起きておきましょう。

5:お腹いっぱいにしない

高山病対策で大事なのが余計な血液を消費しないことです。

お腹いっぱい食べてしまうと、血液が胃腸の消化にとられて、酸素の供給が少なくなってしまうので、食べすぎないようにしましょう。

6:体中に酸素が回る意識をする

息を吸ったら、体中に酸素が回る意識をします。

筋トレ時に鍛えている部分を意識すると効果が高くなると言われているのと同じで、とにかく酸素を体の隅々まで行き渡るような意識をします。

どれだけ効果があるかは保証できませんが、気の持ち方もめちゃくちゃ大事です。

まとめ

ものすごい快適だったので、めちゃくちゃおすすめのバスです!

ただし、リマからクスコへの移動は、飛行機の方が安いこともあるので、よほどのバス好きじゃない限り飛行機で移動するのがおすすめです。

いくら快適だと言っても約21時間バスに乗りっぱなしというのはかなり疲れますしね。

でもマチュピチュ遺跡に行ったらその疲れは一気に吹き飛びますよ!