リスボン観光の必要日数とおすすめモデルコース

ポルトガルの首都リスボンは、中世時代の建物などが残っているポルトとは違い、現代的なヨーロッパの街並みとなっています。

観光名所は多くはなく「これ!」という分かりやすく見ごたえのあるスポットが少ないため、街歩きを中心に楽しむのがリスボンの楽しみ方です。

この記事では、リスボンの観光スポットを巡るには、どのくらいの日数が必要なのか、どのようなルートで巡ったらいいのか、実際の経験をもとに詳しくご紹介していきます。

目次

リスボンに必要な観光日数

上述した通り、観光名所は多くなく、コンパクトな街となっているため、1日あれば回り切ることが出来ます。

そのため、ポルトから電車で片道約3時間で来れる事を考えると、日帰り観光でもOKです。ぜひ足を延ばしてみましょう。

関連:ポルトからリスボンへの行き方!バスと電車どっちが良いか徹底比較してみたよ

ちなみに、僕は半日で回ろうとしたら回り切れなかったので、最低でも丸1日は欲しいところです。

街の中心地にスポットが集まっているので、徒歩だけで観光できますが、世界遺産のジェロニモス修道院などは中心部から少し離れているため、電車が乗り放題になる1日券を購入しておくと便利です。

1日券があると、割引や無料になる施設もあるため、ガッツリ観光スポットを回りたい場合は、1日券を上手く利用するのが効率的に巡るコツです。

リスボン観光のおすすめスポットを地図で確認

リスボンの街を観光するにあたって、Rossio(ロシオ)駅を中心に考えてプランを練るとスムーズに回れます。

もし、世界遺産エリアや水道橋エリアにも足を運びたいと考えるなら、公共交通機関を利用しないと無理なので、電車・バスが1日乗り放題になる1日券を購入するのがお得になります。

中心地エリアだけを楽しむ場合も、1日券があるとテンポよく回れますし疲れません。笑

リスボンの観光スポットとモデルコース

動画でもまとめてみましたので、ぜひご覧ください。雰囲気が伝わりやすいと思います!

リスボンの街を一望  サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台

リスボンの主要駅である「Rossio(ロシオ)駅」から徒歩で約10分。

小さな公園になっておりリスボンの街を一望できる展望台があります。オレンジ色の屋根が並ぶ景色は街を歩いて見える風景とは全く違います。

日光の都合上、海側から太陽が出てくるため、夕方よりも朝の方が眺めがキレイです。この写真は夕方に撮影したものです。

展望台まで行くには、急な坂道を登っていくのですが、もし歩くのがしんどそうな場合は、坂道を登るためだけのリスボン名物の小さな路面電車が走っているので、乗車するのもアリです。

3.8ユーロかかりますが、電車の1日券があると、1日券で利用できるため追加で支払う必要はありません。

展望台に行くと、出店があったり、大きな鳥と一緒に写真撮影できる観光名物もあるので、楽しめます。

地元の人に愛されるレストラン A Provinciana

続いて、ロシオ駅から徒歩5分の場所にあるポルトガル料理を楽しめるレストラン。レストランが立ち並ぶ通りの路地裏にあり、地元に人で賑わっていました。

僕は14:00頃にお店に行ったのですが、この時間でも満席で行列が出来るほど。さすがにこれは素通りできないと思い、普段は絶対行列待ちしませんが、この時は30分くらい待ってみました。

5ユーロくらいでポルトガル料理の定食が食べれるリーズナブルなお店。行列が出来ているのも納得の美味しさ。

ワインボトルが1本10ユーロ以下なので、昼間からワインボトルを空けている人もたくさんいます。

そして、おすすめはこの料理。名前は忘れてしまったんですが、ポルトガル北部の郷土料理だそうです。

鶏肉と米を煮込んだリゾットのような料理で、ちょっぴりビネガーが入っているのでほんのり酸味がありますが、日本人の口にも合います。

その他に、リスボンは新鮮な魚が穫れるため、魚料理も美味しかったです。イワシのグリルが定番みたいです。

地元に人が通う路地裏の安くて美味しいレストランです。ランチにおすすめです。

  • 営業時間:7:00〜23:00(日曜定休)
  • 料金目安:5ユーロ

サン・ドミンゴ教会

上記レストランで隣になったおじさんが「普通の教会とは違い、ダークな色をしているから行ってみな!」と、教えてくれた教会。

確かに普通の教会とは雰囲気が少し違って、黒魔術師が出てきそうなダークな雰囲気が漂う教会でした。

チェリー酒専門BAR  A Ginjinha

ランチのお口直しにクイッと一杯引っ掛けるには最適な場所。サン・ドミンゴ教会のから徒歩1分です。

1杯1.4ユーロで飲めるので、通りすがりついでに立ち寄ってサクッと飲んでいる人がたくさんいました。

度数が結構強いので、お酒が弱い人はやめておいた方がいいかもしれません。味は梅酒のような感じです。

  • 営業時間:9:00〜22:00
  • 料金:1.4ユーロ〜

ポートワイン専門店 Casa Macário

ポルトガルと言えばポートワインが名産品。口当たりがよく、甘めなワインなので、おみやげにも大人気です。

そんなポートワインを専門的に取り扱うお店がCasa Macárioです。

何が面白いかって、アンティークな代物がたくさん置いてあります。

一番古いものだと今から100年以上前に製造された1900年代のワインがあったりします。

もし、おみやげに困っているなら、その人が生まれた年のワインを買っていったりすると、粋なプレゼントになって盛り上がること間違いなしだと思いますよ。

ちなみに高いものだと1本20万円以上するワインがゴロゴロありました。自分が生まれた年代のワインがいくらするのか?探してみるのも面白いですよ。

  • 営業時間:9:00〜20:00

サンタ・ジュスタのリフト

ロシオ広場周辺などリスボンの街並みを中心から一望することができます。

展望台でリスボンの街を鳥の目で俯瞰してから、サンタ・ジュスタのリフトに乗ってリスボンの街を虫の目で見て、違いを比較しながら眺めると楽しめます。

先に展望台に行っておくと、面白味が増します。

リフトにの乗車料が5ユーロかかりますが、1日乗車券を購入している場合は、ここでも使用できるため、5ユーロ払う必要はありません。

  • 営業時間:7:00〜21:00
  • 料金:5ユーロ(1日乗車券があると無料で乗り放題)

コメルシオ広場

リスボン観光の中心地的な場所で、多くの観光客がいます。もとは宮殿があった場所ですが1775年の大地震で破壊されて今の広場になっています。別名「宮殿広場」との呼び名も。

改修工事中で微妙な絵面になっていますが、パステルカラーの建物に囲まれた広場は鮮やかです。

リベイラ市場

生鮮食品やレストラン、お菓子屋さん、バーなどが揃うリスボンの「食」が集まるスポットです。

リスボンの「食」をまるごと楽しめるので、グルメ好きにはピッタリ!賑やかな午前中に行っておきたい場所です。

リスボン大聖堂

1147年にイスラム礼拝堂があった跡地に建てられた大聖堂。イスラム教徒からリスボンを奪回した歴史的背景があり、もともとは砦として機能してた変わった歴史のある教会。

正面入口の上に彩られたバラ窓が特徴的。

タイル専門店

リスボン大聖堂からサン・ジョルジェ城までの道中に、かわいいタイル専門店が点在しています。

こういうのには僕は全く興味ないですが、さすがにカワイイと思いましたし、妻は大興奮していました!女子はたまらないかもしれません。

おみやげにピッタリだと思うので、立ち寄りながら城まで向かうと楽しいですよ。

サン・ジョルジェ城

年間100万人以上の観光客が訪れているサン・ジョルジェ城。大人気の観光スポットだけあって、たくさんの人がいました。夕暮れ時に見るリスボンの街が紫色に染まるパノラマ風景は最高です。

ローマ人の要塞として建てられたのがキッカケで、西ゴート族⇒イスラム教徒⇒キリスト教徒など城の居住民が変わっていった歴史があります。歴史好き、城好きは必見スポットです。

  • 開館時間:9:00~21:00(3月~10月)、9:00~18:00(11月~2月)
  • 料金:8.5ユーロ

そして、時間が足りなくて回りきれなかった場所があるので、ご紹介しておきます。

  • ジェローニモス修道院(世界遺産)
  • ベレンの塔(世界遺産)
  • アグアス・リブレス水道橋

も観光では人気なので、ぜひプランに入れてみてください。

まとめ

リスボンはポルトガルの首都といえども、とても落ち着いた街で治安も良く、インフラも整備されているので、とても観光しやすかったです。

特にワインが安くて美味しいので、お酒好きは長居したくなる場所だと思いますよ。

リスボンのホテルは「リスボンでおすすめのホテルTOP10」にて確認してみてくださいね。