アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからバスで1時間ほどの場所に位置する世界一危険な動物園「ZOO LUJAN」への行き方をご紹介していきます。
動画でも動物園に行ってきた様子を配信しているので、ぜひご覧ください。
目次
世界一危険な動物園「ZOO LUJAN」とは?
世界一危険と噂される動物園の何が危険かというと、虎、ライオンの子ども、ライオンに触れられるという点です。
上記写真のように実際に檻の中に入って触ることが出来るのが話題となり、週末は多くの観光客が訪れています。
所要時間は、移動を含めると丸一日かかります。
- 営業時間:9:00〜18:00
- 定休日:無
「ZOO LUJAN」の場所
地図のリンク:こちら
そんな世界一危険な動物園の場所は、ブエノスアイレスの中心地から約70kmほど離れた郊外に位置しています。
バスかレンタカーで行くのが一般的です。
僕らは、バスで行ったので、実際に行ってみた経験をもとにバスでの行き方を解説していきます。
イタリア広場から出ているバスに乗る
「ZOO LUJAN」行きのバスに乗るには、イタリア広場から出ているバスに乗る必要があります。
そのため、まずはイタリア広場へ行きます。
イタリア広場まで徒歩で行ければいいですが、大体の場合は地下鉄を利用することになると思うので、地下鉄でイタリア広場まで行く流れを見ていきましょう。
地下鉄でPlaza Italia駅へ
イタリア広場は地下鉄駅と直結していてPlaza Italia駅という駅名になっています。まずはPlaza Italia駅を目指します。
Googlemapsの経路検索を利用すれば、どの地下鉄に乗ればいいか?どれくらい時間がかかるのか?が出てきますので、活用してみてください。
地図のリンク:こちら
例えば、ショッピングや両替で有名なフロリダ通りからは、Catedral駅から地下鉄のDに乗って9駅13分でPlaza Italia駅に到着します。
地下鉄の乗り方
ブエノスアイレスの地下鉄に乗るには「SUBE」という交通カードを購入しなければいけません。購入は地下鉄の各駅の窓口で購入可能です。
日本のSuicaみたいなカードで、カード購入に25ペソかかります。
そして、購入と同時に自分の好きな金額をチャージするのですが、チャージは駅の窓口か街にある売店で出来ます。
「ZOO LUJAN」に行くなら往復分の料金を必ずチャージしておきましょう。動物園周辺にはチャージする場所がないため、チャージ額が足りないと帰ってこれません。僕らはこれで大失敗をしました。
チャージ額が足りず、ヒッチハイクで最寄りの街まで乗せてもらい、街の売店でチャージしてバスで帰ってくるという超面倒な事になってしまったんです。
バスの値段が片道61.3ペソだったので、地下鉄の料金も考慮して、最低でも150ペソはチャージしておきましょう。
便利なようでちょっと不便なブエノスアイレスの公共交通機関事情です。
という事で、SUBEカードにチャージをしたら、日本の改札のようにピッとかざせば改札をくぐり抜けられます。
チャージが面倒なだけで、電車の乗り方は日本と全く同じです。
ブエノスアイレスは治安が悪いと言われていますが、電車の中では治安の悪さがありません。みんな車内でスマホをいじっています。
フランスやスペインの電車の方が治安の悪さを感じるくらいです。
と言っても最低限注意すべき事は注意していないと、何か被害に遭う可能性があるので気をつけてくださいね。
57番のバス停へ
Plaza Italia駅で下車して地上の出たら、上記写真で示した57番のバス乗り場に向かいます。乗り場はここしかありません。
イタリア広場から歩いていると、57番のバス停があるので、分かりやすいです。
ただし、全てが「ZOO LUJAN」行きのバスではないため、バスが来たら運転手にしっかりと確認してくださいね。
バスの行き先が「LUJAN」になっていれば大体OKです。バスに乗車する際は、運転手に行き先を告げてからSUBEカードをタップします。
無事にバスに乗車。所要時間は約1時間です。
ZOO LUJANの最寄りで降ろされる
バスは動物園の目の前では停まらないので、降りるタイミングが分かりづらいですが、運転手が教えてくれます。
もしかしたら運転手が教えてくれないケースもあるので、Googlemapsやmaps.meで確認しながらバスに乗るのが一番安心です。
もしくは、動物園に乗客を見つけて降りる時に教えてもらうなどするのもアリですね。
ZOO LUJANに到着
バスを降りて徒歩5分。動物園に到着。パッと見た外観は「え?これが動物園?」という感じです。入場料は600ペソ(≒3,130円)でした。
動物にあげるエサも販売されていました。買っても買わなくてもOKですし、無くても十分に楽しめます。料金は20ペソ(≒104円)。
入場時に動物園内のマップをもらえるんですが、これがまた分かりやすくて素晴らしいなとプチ感動。
こういうマップがあると、僕みたいなスペイン語が弱い人にとってはありがたいです。また子どもにも分かりやすくていいですよね。
園内の様子
園内に進んでいくと、車の墓場のような感じで、レトロな車がズラリ並んでいました。
台数が多く、あれ?ここ動物園ですよね?車の博物館じゃないですよね?と思うほど。
農作業用の車、乗用車、バスなど種類も豊富です。
何か全然動物園に来ている感じがしないね〜と妻と話しながら歩いていると・・・
動物園の動物は檻の中にいるのが相場じゃないんかい!見事な放し飼い!
めっちゃ大人しくて子どもも触りまくってました。て事でお触りOKです。
他にもアヒルがそこら中を歩き回っていたり、檻から脱走しまくっていたりカオス状態でした。こういうの日本に絶対ないからおもろい。笑
さすがにラクダは放し飼いではなかったですが、触れ合うことが出来ました。
虎
そして、ZOO LUJAN名物の猛獣とのふれあいタイム。まずは虎から。
すごく大人しくて、ミルクをあげたりすることも出来ます。
ミルクあげてるときに虎の牙を間近で見れるんですが、大人しくて何もしてこないと分かっていてもやっぱり「うお、やべぇ、こわっ」ってなりました。
それくらい迫力満点でしたね。たまりません。
ライオンの子
一見、犬みたいに見えるんですが、鳥をそのままボリボリ食べたりしています。
可愛らしい反面、やっぱり猛獣の子はすでに猛獣なんだなと実感。
ライオン
何と言っても大トリはライオンです。ヤバいですよ、これ。
獣臭さがありますし、オーラもありますし、体もデカい。
まさかこんな気軽にライオンと触れ合えるなんて思っていなかったので、感動しました。
ブエノスアイレスは観光する場所が無いと言われているんですが、この動物園があれば十分ですね。
その他の園内施設
園内には、レストランが何個か併設されています。軽食販売しているお店からちょっと高めの料理を提供するお店まで。
また、園内でBBQが出来るようになっているため、もしレンタカーで行かれる際は、BBQの用意をしていくと楽しみが増えていいのではないでしょうか。
他にもちょっとした公園のような広場があったので、スポーツをして楽しむことも出来そうでした。
バスでの帰り方
バスで帰る場合は、動物園を出て右に進み、高速道路が交差している場所まで歩きます。バス停らしき看板などは皆無です。
帰りのバスも57番に乗ります。バスがが来たら自分で手をあげないとバスが停まってくれません。
そして、乗車時はブエノスアイレスに行くかどうかの確認も忘れずに。
まとめ
入場料と交通費を合わせて4,000円弱でしたが、猛獣に触れ合える機会はめったにないので、すごく楽しかったです。
行く価値アリだと感じました!