世界最小民族ウガンダのピグミー族に会いに行く方法!行き方・料金・注意点などまとめ

世界最小の民族がいると噂されるウガンダ。最小と言うからには、どれだけ小さいんだ?と調べてみると、成人男性で身長130cmくらいの人がたくさんいるとの情報が出ていました。

しかも好物は猿だといい、狩猟で猿を捕まえて食している民族だという情報も。

「なんだ、その民族は!!!」と会いたくなってしまったので、フォートポータルからピグミー族に日帰りで会いに行ってきました。

実際に行ってみた経験をもとに、ピグミー族のいる村までの行き方、村の様子、注意点などをご紹介していきます。

ウガンダのカンパラからフォートポータルまでの行き方は下記記事でまとめていますので、もし行かれる場合は保存しておくと便利です。

関連記事:カンパラからフォートポータルまでバスでの行き方・チケット購入方法・料金・所要時間・注意点まとめ

目次

動画版ダイジェスト

ピグミー族に会いに行った様子を動画でもまとめていますので、ぜひご覧ください!

フォートポータルからピグミー族の住む村までの行き方

フォートポータルの乗り合いタクシー乗り場からピグミー族の住む村の入口まで乗り合いタクシーが出ているので、これに乗ります。

プライベートツアーを組むなら話は別ですが、自力で行くなら行き方は乗り合いタクシーのみです。以下の地図が乗り場です。朝7時くらいから乗り合いタクシーが運行しています。

AM7:00 乗り合いタクシー乗り場へ

朝7時、乗り合いタクシー乗り場に向かいました。すると、上記のようなバンがいるので、これに乗ります。デザインは様々で、何と・・・

日本で走り回っていたであろう日通のペリカン便のバンがフォートポータルでは乗り合いタクシーとして大活躍中だったりします!

他にも〇〇組と書かれた建設会社のバンなどが多数大活躍しています。日本の車ってすごい。

座席は助手席がおすすめです。助手席以外に乗ると、かなりカオスで窮屈な思いをすることになるので、座席選びは絶対です。

ちなみに、このバン、日本では定員9名ですが、こっちでは20名以上が乗車します。笑

1つの座席に2名以上が座る計算になります。どういう状態になるか分かりますよね?ええ、東京の通勤ラッシュ時の電車を軽く凌駕します。

唯一助手席だけは窮屈にならないので、助手席が空いていたら絶対助手席がおすすめです。キレイな景色も見れて快適です。

乗車時に「ピグミー、ピグミー」とドライバーに伝えておくと、ピグミー族の住んでいる村の入口で降ろしてくれます。

という事で、無事に助手席を獲得して車が進んでいきます。途中の景色はキレイそのもので、緑色がものすごく鮮やかです。

AM9:30 ピグミー族の住む村の入口に到着

出発から2時間半。ピグミー族の住む村の入口に到着。地図で示すとここら辺です。

降車時に料金を払うシステムです。フォートポータルからピグミー族の村の入口までは10,000シリング/名(≒300円)でした。

車を降りた瞬間にバイタクの兄ちゃんが寄ってきます。歩いてピグミー族の村まで行くと30分くらいかかるとの事なので、バイタクを利用することにしました。バイタクの料金は1,000シリング/名(≒30円)。

片道の交通費を合計すると11,000シリング(≒330円)でした。

こんな感じの山の中に入っていきます。バイタクで走らせること約5分。

ピグミー族の村に到着

ピグミー族の村に到着した瞬間に、すごい勢いで民族の方々に囲まれました。囲まれていきなり怒涛の握手会みたいな感じになって、ちょっと怖かったです。笑

きっと温かく出迎えてくれたのだと思いますが、あまりの勢いに圧倒されてどうすればいいか分からなくなっていたところ「入村料は1人50,000シリングだ」とピグミー族の集金係おじさん登場。

調べていた相場とは大きくかけ離れていたため、交渉をしたところ30,000シリング(≒900円)で入村&撮影出来る事になりました。

お金を支払うと、囲まれていた包囲網が解かれ、自由の身に。そうか、入村料を支払う包囲網だったのか、と納得。

囲まれている時はわからなかったんですが、一緒に写真を撮って初めてピグミー族の小ささに気づく。

僕の身長は168cm。僕の左隣にいる村長さんは130cm以下なのではないかと思うほど本当に小さい。ピグミー族は本当に小さい!

身長が小さい理由は諸説あるようですが、英語が出来るピグミー族の方が「ピグミー族はもともと狩猟民族で、熱帯雨林の密林で狩りをして生き残るために背が伸びなくなった」と言っていました。

でも、小さいのが当たり前ではなく、僕くらいの身長の成人男性も何名かいました。その原因は、ピグミー族らしい生活をしなくなった事が背景にあるとの事。

世界どこに行っても感じる民族の民族らしさが無くなっている現実。これを人類の進化と呼ぶのか、人類の後退と呼ぶのか。それは何によって決まるのだろうと少し考えてしまう。

そんな事を考えていると、ピグミー族のおばちゃんが「どうだい?」と売りつけてきた大麻。

ピグミー族は大麻を栽培して販売するのが村の収益源として大きいらしい。もちろん丁重にお断りしました。

よく村の中を見渡してみると、みんなパイプで大麻を吸っていました。果たしてこれはもともとのピグミー族の暮らしなのだろうか。この疑問はなぜか直接聞けなかった。

ピグミー族の村と言っても、その広さはサッカーコートくらいの広さしかありません。そんな狭い敷地に100名くらいが暮らしています。

家の裏には、バナナやキャサバ、メイズ、アボカドなどの食物が育てられていました。

見づらいかもしれませんが、カカオも。

家は土壁にトタン屋根。

部屋の中を見せてもらうと、本当に寝るだけのものしか置いていませんでした。

「おー、ここに寝床が2名分か」と思ったらピグミー族はそんなに甘くありません。ここに10名が寝ると言っていました。

いくら身長が小さくてもそれは無理だろう・・・と思ったんですが、やっぱり布団からはみ出る人がいるみたいです。笑

村長さんの写真。村ではキングと呼ばれています。

生活の水は井戸水を利用。どこかの団体によって寄付されたようです。

ピグミー族はキリスト教のようで、この建物を教会と呼んでいました。どう見ても教会じゃないんですけどね。

収入源になる手作り民芸品?

子どもたち。

写真を撮られることが好きで、撮った写真をその場で見せてあげるとすごく喜んでくれました。

小さい子どもは鼻水垂れ流しっぱなしでめっちゃかわいい。

子どもたちに囲まれて甘いモノを要求される妻。ピグミー族の子どもは、お金でもペンでもノートでもなく甘いモノを欲していました。もちろんあげることはしなかったです。

という感じで、ピグミー族の村に約1時間滞在させて頂きました!

ピグミー族の村からの帰り方

帰りは、バイタクのお兄さんが待ってくれているので、乗り合いバン乗り場までバイタクで行きました。料金は1,000シリング/名(≒30円)。

そして、行きにバンを降りた近くに、上記写真のような待機所があるので、ここでフォートポータル行きの乗り合いバンを待ちます。

乗り合いバンが来たら乗り込むんですが「こんなシチュエーションはマンガの世界でも出てこないよ!」ってくらいタコ詰めで乗車しているので、心の準備をしておいてください。素晴らしい思い出になること間違いなしです。笑

帰りは7,000シリングだったとブログで書いている人がいましたが、行きと同じ10,000シリング/名(≒300円)かかりました。

2時間半かけてフォートポータルに着きました。

ピグミー族には、特にガイドを雇ったりツアーで行く必要なく、個人で会いに行けましたよ!

ピグミー族に会うためにかかった費用

  • 交通費:22,000シリング(≒660円)
  • 入村料:30,000シリング(≒900円)
  • ガイド料:無

入村料の他に追加でお金を支払えば、人類が創造した最高の音楽と言われるピグミー族の音楽が聞けるようなので、興味ある方はぜひ!

まとめ

世界最小のピグミー族。その小ささは確かに世界最小ですが、どんどん身長が高くなっていっていて、女性は男性よりも身長が高く不思議な感じになっています。

ピグミー族らしいピグミー族が見れるのも、もう見れなくなる日が近いので、興味をそそられたら出来るだけ早いうちに!