バルセロナ⇔リスボンのおすすめの移動手段は?飛行機・電車・バスを比較【スペイン⇔ポルトガル】

スペインのバルセロナとポルトガルのリスボンの間は、どちら向きでも、飛行機・鉄道(乗り継ぎ)・長距離バス(ALSA・FlixBus)の3つで行けます。

結論から言うと、早く着きたいなら直行便の飛行機(飛ぶ時間は1時間55分・片道19€〜)がいちばんです。バルセロナとリスボンを結ぶ直通の列車はありません。鉄道で行く場合はマドリードとバダホス(スペイン側の国境の町)で乗り継ぎ、途中で1泊が必要です。

運賃・所要時間・乗り場は、2026年10月26日に各社の公式ページで確かめた内容です。運賃は日や空き状況で変わるので、予約の前に公式の画面で確かめてください。

バルセロナのサグラダ・ファミリア
バルセロナのサグラダ・ファミリア(2017年に撮影)

バルセロナ⇔リスボンの移動手段の比較

手段所要時間運賃の下限(公式の表示)向いている人
飛行機(直行便)飛ぶ時間 1時間55分片道 19€〜(Vueling)早く着きたい人
バス(ALSA)14時間59分〜17時間54分片道 25€〜とにかく安く行きたい人
バス(FlixBus)最短 15時間55分片道 53.98€〜夜行で宿代を浮かせたい人
鉄道(Renfe+CP・直通なし)1日目 約9時間(バルセロナ→バダホス)+2日目 約3時間45分(バダホス→リスボン)Renfe 48.10€〜+CP 13.50€〜+エントロンカメント⇔リスボンの運賃鉄道の旅を楽しみたい人・途中の町に寄りたい人
2026年10月26日確認。バルセロナ→リスボン向きの公式ページの表示。鉄道のRenfeの運賃は2026年11月18日(水)の便を検索した結果、CPはエントロンカメント⇔バダホスの普通列車の運賃

公式の表示どうしで比べると、Vuelingの片道19€〜はバスの下限より安い設定です。ただし安い席から売り切れ、預け荷物は別料金の運賃もあるので、日によってはバスの方が安くなります。

乗りたい日の電車・バス・飛行機の運賃をまとめて比べるなら、予約サイトの Omio(日本語のサイト)で検索できます。Omio でバルセロナ→リスボンを検索する

飛行機でバルセロナ⇔リスボンを移動する

バルセロナ空港(エル・プラット、BCN)からリスボン空港(LIS)へは直行便が出ています。バルセロナ空港の公式ページでは、リスボン行きを運航している航空会社は次の4社でした。

  • TAPポルトガル航空
  • ブエリング航空(Vueling)
  • ライアンエアー(Ryanair)
  • イージージェット(easyJet)
詳細
  • 飛ぶ時間:1時間55分(Vueling)
  • 運賃:片道 19€〜(Vueling・バルセロナ→リスボン)
  • 発着:バルセロナ空港(BCN)⇔リスボン空港(LIS)

飛んでいる時間は短いのですが、市内から空港への移動と保安検査の時間が加わります。リスボン空港には地下鉄のAeroporto駅があり、リスボンの地下鉄は毎日6:30〜1:00(終点を出る最終列車の時刻)に走っています。地下鉄1回の運賃は、タッチ決済のカードで乗る場合1.92€です。

運賃は航空会社と日で大きく違います。預け荷物が有料の運賃もあるので、荷物の分を含めて比べるのがおすすめです。

公式ページ:Barcelona to Lisbon flights(Vueling)/Airport destinations(バルセロナ空港・Aena)/Metro Lisboa

※上の2本は以前に書いた記事です。運賃や時刻は各社の公式ページで確かめてください。

電車(鉄道)でバルセロナ⇔リスボンを移動する

バルセロナ⇔リスボンの直通列車はない

バルセロナとリスボンを結ぶ直通列車はありません。スペイン国鉄Renfeの検索では、リスボンを行き先に選べません。ポルトガル鉄道CPの公式サイトで「国際列車」として載っているのも、ポルト⇔ヴィーゴ(スペイン北西部)を結ぶCeltaだけです。

鉄道で行く場合は、スペイン国内をRenfeでバダホス(Badajoz)まで行き、バダホスからCPの普通列車「Raiano(ライアーノ)」でポルトガルに入ります。CPのRaianoのページにも「バダホスからはマドリード方面に、エントロンカメントからはリスボン・ポルト方面に乗り継げる」とあります。

乗り継ぎの例(2026年11月18日の時刻表)

Renfeの公式サイトで2026年11月18日(水)のバルセロナ→バダホスを検索すると、出てきたのは12:00発と14:00発の2本で、どちらもマドリードで乗り換えです。バダホスに着くのは夜なので、その日のうちにポルトガル行きの列車には乗れません。バダホスで1泊して、翌日にCPでリスボンへ向かいます。

バルセロナ→リスボンの例
  • 1日目(Renfe):バルセロナ・サンツ駅 12:00発 → マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅 15:44着/乗り換え(54分)/マドリード・アトーチャ駅 16:38発 → バダホス 21:15着(片道 53.20€〜)
  • バダホスで1泊
  • 2日目(CP):バダホス 14:09発(スペイン時間)→ エントロンカメント 15:55着/エントロンカメント 15:59発 → リスボン・オリエンテ駅 16:53着・サンタ・アポローニア駅 17:00着(ポルトガル時間)

バダホスからリスボン方面への列車は1日2本で、もう1本はバダホス19:41発(スペイン時間)→エントロンカメント21:26着→21:43発→リスボン・オリエンテ駅22:41着です。CPの時刻表は2025年12月14日から使われている版で、ポルトガルの時刻とスペインの時刻を分けて書いています。

切符の買い方

  1. Renfeの公式サイトかアプリで、出発駅「Barcelona」、到着駅「Badajoz」、日付を入れて検索する(マドリードでの乗り換えを含めて1回で買える)
  2. 運賃の種類を選んで支払う
  3. CPの公式サイトで、バダホス→リスボン(Raianoとエントロンカメントからの列車)の切符を買う
  4. 当日はそれぞれの切符を列車で見せる

RenfeとCPの切符は別々です。CPの時刻表にも「列車どうしの乗り継ぎは、通常の運行のときだけ保証される」と書かれているので、乗り継ぎには余裕を持たせましょう。

運賃と変更・払い戻し

Renfeのバルセロナ→バダホス(12:00発の便)は、いちばん安い「Básico」が53.20€で、払い戻しはできず、変更は出発の24時間前まで1回(10€+差額)です。「Elige」(59.10€)は1回目の変更が無料で、70%が払い戻されます。荷物はどの運賃も3個まで(最大25kg)です。

CPのRaiano(エントロンカメント⇔バダホス)は13.50€です。エントロンカメント⇔リスボンの列車は別の運賃になるので、CPの検索で確かめてください。

スペイン北西部から行く場合は、ヴィーゴ⇔ポルトを結ぶCPの国際列車Celtaもあります。ポルトからリスボンへはCPの列車で移動します。

公式ページ:Renfe/Raiano(CP)/Linha do Leste 時刻表 PDF(CP)

バス(ALSA・FlixBus)でバルセロナ⇔リスボンを移動する

バルセロナ⇔リスボンは、スペインのバス会社ALSAと、ヨーロッパの長距離バスの定番FlixBusが走っています。どちらもバルセロナ・ノルド(北バスターミナル)から乗れます。

ALSA

詳細
  • 所要時間:14時間59分〜17時間54分
  • 運賃:片道 25€〜(2026年10〜12月の公式の表示)
  • 本数:1日11便
  • 例:バルセロナ・ノルド 7:45発 → リスボン・オリエンテ 23:29着(毎日)
  • 荷物:スーツケースかリュック1つ(20kgまで)+座席の上に入る小さな手荷物1つまで無料
  • 乗り場:【バルセロナ】バルセロナ・ノルド(Carrer d’Alí Bei, 80)【リスボン】オリエンテ、セッテ・リオス

時刻表には、ほかに2台のバスを組み合わせた便も載っています。多くの切符は出発の2時間前まで変更・取り消しができます(条件は運賃の種類による)。国際線では30分前に乗り場に着いておくよう、ALSAが案内しています。

公式ページ:Autobuses Barcelona – Lisboa(ALSA)

FlixBus

詳細
  • 所要時間:最短 15時間55分
  • 運賃:片道 53.98€〜
  • 本数:1日2本以上(最初の便 2:10発・最後の便 23:10発)
  • 荷物:預け荷物1つ+手荷物1つまで無料
  • 乗り場:【バルセロナ】バルセロナ・ノルド、サンツ【リスボン】オリエンテ、セッテ・リオス、Jardim Zoológico(動物園前)

夜行の便もあるので、宿代を1泊分浮かせることもできます。乗車券はスマホのQRコードを見せればよく、印刷は要りません。

公式ページ:Bus Barcelona to Lisbon(FlixBus)

FlixBusの予約の流れは、別の路線(パリ→ブリュッセル)を例に図解した記事があります:FlixBusのバスチケット予約・購入方法

リスボンからバルセロナへ行く場合

逆向き(リスボン→バルセロナ)でも、使える手段は同じです。変わるのは運賃と時刻です。

  • 飛行機:Vuelingの表示は片道22€〜、飛ぶ時間は同じ1時間55分
  • ALSA:片道25€〜、所要17時間35分〜21時間35分。リスボン12:45発・13:15発 → 翌朝9:00にバルセロナ・ノルド着の便が毎日
  • FlixBus:片道65.98€〜、最短16時間、1日3本以上
  • 鉄道:リスボン・サンタ・アポローニア駅 12:30発(CP)→ エントロンカメント 13:32着・13:36発 → バダホス 17:30着(スペイン時間)。バダホスで1泊し、翌朝 6:29発(Renfe)→ マドリードで乗り換え → バルセロナ・サンツ駅 16:09着(2026年11月18日の検索で48.10€〜)

公式ページ:Lisbon to Barcelona flights(Vueling)/Autobuses Lisboa – Barcelona(ALSA)/Bus Lisbon to Barcelona(FlixBus)

よくある質問

バルセロナからリスボンへ直通の電車はある?

ありません。Renfeの検索ではリスボンを行き先に選べず、CPの国際列車はポルト⇔ヴィーゴのCeltaだけです。鉄道で行くなら、マドリードとバダホスで乗り継ぎます。

電車だけで1日で行ける?

2026年11月18日の公式の検索では行けませんでした。Renfeのバルセロナ→バダホスは21:15着と23:12着で、CPのバダホス発の最終(19:41発)に間に合いません。バダホスで1泊する前提で計画してください。

いちばん安いのはどれ?

公式の表示の下限では、飛行機(Vueling 19€〜)、ALSA(25€〜)、FlixBus(53.98€〜)の順です。飛行機は預け荷物が別料金の運賃があり、安い席から売り切れるので、実際は日によって入れ替わります。

いちばん速いのはどれ?

飛行機です。飛ぶ時間は1時間55分で、空港までの移動と手続きを足しても、バス(15時間前後)や鉄道(途中1泊)より大幅に早く着きます。

国境でパスポートは見せる?

スペインとポルトガルはどちらもシェンゲン協定の国で、両国の間の国境ではふだん検査がありません。ただしALSAは乗車時に、購入のときに使った身分証を見せるよう求めています。どの手段でも、パスポートは必ず持っておきましょう。

スペインとポルトガルに時差はある?

あります。ポルトガルはスペインより1時間遅れています(CPの時刻表では、バダホス14:09発=ポルトガル時間13:09発)。乗車券の時刻はそれぞれの国の時刻なので、到着時刻を見るときに気をつけましょう。

荷物が多いときはどれがいい?

Renfeは3個まで(最大25kg)、ALSAはスーツケース1つ(20kgまで)+小さな手荷物、FlixBusは預け荷物1つ+手荷物1つまでが運賃に含まれます。飛行機は預け荷物が有料の運賃があるので、荷物の分を足して比べてください。

移動中、スマホのネットはどうする?

まず、今のスマホの契約が海外で使えるかを確かめてください。足りないときは、次の3つから選べます。

  • トリファ:海外用のeSIMをアプリで買えます。200以上の国と地域に対応し、日本語のチャットで24時間相談できます。
  • ahamo:日本の携帯の料金プランです(毎月の料金がかかります)。eSIMなら新しい番号でも申し込めて、当日〜3日前後で使い始められます。海外では申し込みも追加料金もなしで、スペインとポルトガルを含む91の国と地域でデータ通信が使えます(海外で使い始めた日から15日を過ぎると、速度が最大128kbpsに落ちます)。今のスマホに2つ目の回線として入れる使い方は、ahamoの動作保証の対象外です。
  • Airalo(エラロ):海外用のeSIMです。日本語のサイトで買えて、ヨーロッパの41か国で使えるプランがあります。サポートは24時間・多言語です。

(トリファ・ahamo・Airaloの公式サイトで2026年10月26日に確認)

バルセロナ⇔リスボンの移動手段まとめ

  • 早く着きたい:飛行機(飛ぶ時間 1時間55分・19€〜)
  • 安く行きたい:ALSAのバス(25€〜)
  • 夜行で宿代を浮かせたい:FlixBus(最短15時間55分・53.98€〜)
  • 鉄道の旅を楽しみたい:Renfe+CP(直通なし・バダホスで1泊)

バスの道のりで約1,250kmある区間なので、早さでは飛行機が抜けています。鉄道は直通がなく1泊が要りますが、そのぶんスペインの内陸とポルトガルの田園を通る旅になります。旅程と予算に合わせて選んでみてくださいね。

良きヨーロッパの旅を!

リスボンとバルセロナの観光情報も書いていますので、ご参考になれば幸いです。

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